超人予備校と舞道ダンスシアターが共同で贈るミュージカル大作である。魔人ハンターミツルギとニランジャンの黄金コンビの到達点を指し示す超大作、ということでいいのだろう。たぶん。
最近の超人予備校はニランジャンをパートナーにして、友好関係を築いてきた。そのせいでなんだか派手で華やかな作品になることが多い。でも、もともとミツルギさんが得意とするのはしょぼくて、すっとぼけていて、でも、それが笑える、というタッチだ。そこには華やかなダンスシーンやら、音楽なんて、馴染まない、はずだった。でも、彼はどんなものでも貪欲に取り込む。いつの間にか超人予備校は歌って踊れる集団になっていた。
そんな彼らの決定版が今回のミュージカルだ。一心寺シアターの広い舞台で40人近いダンサーを従えて、華やかなレビューを繰り広げる。というか、今回は『踊る綱吉くん』とは違って、あくまでも舞道ダンスシアターの面々が前面に出たもので、超人予備校の面々はサポートにまわるというスタンスだ。だから、主人公を演じるのも、もちろんニランジャンだ。全編英語で(字幕入り)話を展開する。(作品の70パーセントくらいは英語ではないか?)圧倒的なダンスシ-ンと音楽の洪水の中で何度となく転生を繰り返す男のドラマ(魂の旅、という意味でのタイトル『たびたま』だ)はシアトルから東京へ、そして、時代も超えて江戸へと、さらにはインドさえ、もう世界を股にかけて展開する。
わかりやすくて楽しい。本来の目的は達成されたはずだ。これだけのダンスシーンを擁して1時間50分にまとめるというのは、大変だったはずだが、さすがミツルギさんだ。ちゃんと過不足なくボリュームもたっぷりでまとめ上げた。ただのダンスの発表会ではなく、超人予備校の作品、というかミツルギさんの作品にもなっているのが立派だ。
最近の超人予備校はニランジャンをパートナーにして、友好関係を築いてきた。そのせいでなんだか派手で華やかな作品になることが多い。でも、もともとミツルギさんが得意とするのはしょぼくて、すっとぼけていて、でも、それが笑える、というタッチだ。そこには華やかなダンスシーンやら、音楽なんて、馴染まない、はずだった。でも、彼はどんなものでも貪欲に取り込む。いつの間にか超人予備校は歌って踊れる集団になっていた。
そんな彼らの決定版が今回のミュージカルだ。一心寺シアターの広い舞台で40人近いダンサーを従えて、華やかなレビューを繰り広げる。というか、今回は『踊る綱吉くん』とは違って、あくまでも舞道ダンスシアターの面々が前面に出たもので、超人予備校の面々はサポートにまわるというスタンスだ。だから、主人公を演じるのも、もちろんニランジャンだ。全編英語で(字幕入り)話を展開する。(作品の70パーセントくらいは英語ではないか?)圧倒的なダンスシ-ンと音楽の洪水の中で何度となく転生を繰り返す男のドラマ(魂の旅、という意味でのタイトル『たびたま』だ)はシアトルから東京へ、そして、時代も超えて江戸へと、さらにはインドさえ、もう世界を股にかけて展開する。
わかりやすくて楽しい。本来の目的は達成されたはずだ。これだけのダンスシーンを擁して1時間50分にまとめるというのは、大変だったはずだが、さすがミツルギさんだ。ちゃんと過不足なくボリュームもたっぷりでまとめ上げた。ただのダンスの発表会ではなく、超人予備校の作品、というかミツルギさんの作品にもなっているのが立派だ。