たった一度のフライトのために作られる人力飛行機。1年間を費やし、たった一度の飛行に命がけになる大学生たちの姿を描くドキュメント。こういう他人からすればバカでしかないことに情熱を傾けることが出来る人たちって、信じられるなぁ、と思う。読んでいて胸が痛くなる。「青春」なんていう忘れていた言葉をつぶやきたくなる。打算ではなく、ただ、その瞬間の喜びのためだけに何かに夢中になることって絶対に大事だ、と思う。ただ、好きだから、理由なんかない。そんな気分になれる。何の得にもならない。それどころか、損しかない。でも、損得でしか物事を考えられないなんて、バカだ。
世の中はそんなふうには出来ていない。大人になれば打算で行動するようになるのかもしれないが、子供の頃はそんなふうであって欲しくない。でも、そんな青いことを言っていたら、この世界から脱落して、取り残されることになるかもしれない。でも、それでもいい。ただ好きなことを、何も考えないでやっていきたい。そんなバカな生き方を全うしたい。そのことの歓びを伝えたいから、教師をしている。
だが、僕のようなバカは学校でもきっとオチこぼれにしかなれない。生徒もあきれる。あほなセンセイには付き合いきれない、と。そんなこんなで、なんだか風当たりはよくないのが現状だ。
そんな時この小説を読んだ。なんだか元気にさせられた。この子たちはすごい。鳥人間コンテストなんてそういえば、毎年TVでやってるよな、という程度の認識で、今まで見たこともなかったけど、この小説を読んでぜひ、今度あるときには見てみたい、と思った。それって、『風が強く吹いている』を読んで、初めて箱根駅伝を見た、という僕らしい。僕はいつものことだが、まるで周囲のことに興味ない。ただ、小説を読んで、映画を見て、芝居を見ているだけなのだ。ほかのことには趣味も関心も何もない。あと、自分の仕事。それだけである。
もっといろんなことに興味を持とう、とか、そんなことも思わされた。読みやすくて、感動的ないい小説だ。でも、ここまで書いていて気付いたが、この文章はまるでこの小説のことには触れていない。まぁ、いいかぁ。
世の中はそんなふうには出来ていない。大人になれば打算で行動するようになるのかもしれないが、子供の頃はそんなふうであって欲しくない。でも、そんな青いことを言っていたら、この世界から脱落して、取り残されることになるかもしれない。でも、それでもいい。ただ好きなことを、何も考えないでやっていきたい。そんなバカな生き方を全うしたい。そのことの歓びを伝えたいから、教師をしている。
だが、僕のようなバカは学校でもきっとオチこぼれにしかなれない。生徒もあきれる。あほなセンセイには付き合いきれない、と。そんなこんなで、なんだか風当たりはよくないのが現状だ。
そんな時この小説を読んだ。なんだか元気にさせられた。この子たちはすごい。鳥人間コンテストなんてそういえば、毎年TVでやってるよな、という程度の認識で、今まで見たこともなかったけど、この小説を読んでぜひ、今度あるときには見てみたい、と思った。それって、『風が強く吹いている』を読んで、初めて箱根駅伝を見た、という僕らしい。僕はいつものことだが、まるで周囲のことに興味ない。ただ、小説を読んで、映画を見て、芝居を見ているだけなのだ。ほかのことには趣味も関心も何もない。あと、自分の仕事。それだけである。
もっといろんなことに興味を持とう、とか、そんなことも思わされた。読みやすくて、感動的ないい小説だ。でも、ここまで書いていて気付いたが、この文章はまるでこの小説のことには触れていない。まぁ、いいかぁ。