とてもスケールの大きな作品だ。ビックバンから始まって、地球が出来て、生物が生まれ、人間が出てくる。文明が進歩し、成熟して、滅びていく。そして、再び生命が誕生する。
そんな風景が様々なイメージの連鎖として綴られていく。とても素直に描かれていて、面白いといえば、確かに面白い。ストーリーを追うわけではないが、ただ独立したイメージの羅列でもない。一貫性を内に秘めながらも個々のシーンが展開していく。
面白いな、と思いながらも、でも、実は単調すぎて、少し眠かった。後ろの人なんか、いびきかいて寝ていた。それはそれで幸せなことだろうが、こんなところまで来て、1時間のパフォーマンスを見ながら寝てるってなんかなぁ、と思う。
白い巨大な布、6つの突起。それがうねりを作り、何かが生まれてくる。その中から6人のパフォーマーが出てくるオープニングは悪くない。その後の、映像を使い走る6人の姿を捉えていく部分の躍動感もいい。だが、モニターを使ったエピソードくらいから、単純過ぎて、乗り切れなくなっていく。
演劇とか、ダンスとか、ジャンルはどうでもいい。ただ、何をどう見せるか、そこにどれほどの驚きを展開できるのか、それが大事だ。さらには、テーマをどれだけ深化して表現できるか。要はそれだけのことなのだ。表現としてこういうパフォーマンスは訴求力はあるが、独りよがりになりがちだ。ダンサーに力があり、そのカリスマ的な部分で見せていくものと違い作家のイメージをアンサンブルで見せていく作品は、トータルなものをどう提示できるかが大事だ。その上で、シーンシーンをいかにインパクトのあるものにするか、である。残念だが、今回は作り手のこだわりがあまり感じられなかった気がする。
そんな風景が様々なイメージの連鎖として綴られていく。とても素直に描かれていて、面白いといえば、確かに面白い。ストーリーを追うわけではないが、ただ独立したイメージの羅列でもない。一貫性を内に秘めながらも個々のシーンが展開していく。
面白いな、と思いながらも、でも、実は単調すぎて、少し眠かった。後ろの人なんか、いびきかいて寝ていた。それはそれで幸せなことだろうが、こんなところまで来て、1時間のパフォーマンスを見ながら寝てるってなんかなぁ、と思う。
白い巨大な布、6つの突起。それがうねりを作り、何かが生まれてくる。その中から6人のパフォーマーが出てくるオープニングは悪くない。その後の、映像を使い走る6人の姿を捉えていく部分の躍動感もいい。だが、モニターを使ったエピソードくらいから、単純過ぎて、乗り切れなくなっていく。
演劇とか、ダンスとか、ジャンルはどうでもいい。ただ、何をどう見せるか、そこにどれほどの驚きを展開できるのか、それが大事だ。さらには、テーマをどれだけ深化して表現できるか。要はそれだけのことなのだ。表現としてこういうパフォーマンスは訴求力はあるが、独りよがりになりがちだ。ダンサーに力があり、そのカリスマ的な部分で見せていくものと違い作家のイメージをアンサンブルで見せていく作品は、トータルなものをどう提示できるかが大事だ。その上で、シーンシーンをいかにインパクトのあるものにするか、である。残念だが、今回は作り手のこだわりがあまり感じられなかった気がする。