『海角7号』の田中千絵主演『すみません、LOVE(対不起,我愛你)』は2009年1月9日に台湾で公開されたらしい。監督は『ウエストゲート№6(六号出口)』や『ジャンプ!ボーイズ』の林育賢(リン・ユゥシェン)75分の中編映画だ。田中千絵は彼女自身を演じる。なんとも不思議な映画だ。これを映画と呼ぶのはなんだかはばかられる。だが、こういうのもありかもしれない。それにしてもちゃんと劇場で公開されたのだろうか。そして、はたしてこれで劇場に人が入ったのか?だだのプライベートフイルムでしかない、と言われてもしかたないような映画だ。
映画の内容は、日本から台湾にやってきて女優をしている田中千絵が毎日同じような仕事で疲れてしまって、仕事をさぼって台北から高雄にたった1日だけの旅にでるというとてもかわいいお話だ。リン監督はお得意のドキュメンタリータッチで、ハンドカメラで田中を追いかける。よくある新人女優のプロモーションビデオみたいな軽い映画だが、ただのアイドル顔見世映画なんかにはしない。
主人公は彼女と旅先の高雄で出会った男の子。映画が好きで、将来は映画監督になりたい。シネマテークで映写技師のバイトをしている。偶然、劇場に入った彼女に一目ぼれして、彼女のあとを追いかける。映画はこの2人の1日の出来事を描く。特別なことは何もない。カメラは2人をただ追いかけるだけだ。だけどもそんななんでもないスケッチがなんだか見ていて気持ちがいい。教会に忍び込んだり、市場をフラフラしたり、海岸で沈んでいく夕日を見たり。夜の観覧車では、ほんの少しブルーな気分になる。たった1日のデートだ。そして別れる。
田中千絵版『ローマの休日』って感じの映画である。ということはこれはタイトルは『高雄の休日』だな。女優と名もない青年の出会いと別れ。こんなにもたわいない映画だが、それなのになんだかいい気分にさせられる。
映画の内容は、日本から台湾にやってきて女優をしている田中千絵が毎日同じような仕事で疲れてしまって、仕事をさぼって台北から高雄にたった1日だけの旅にでるというとてもかわいいお話だ。リン監督はお得意のドキュメンタリータッチで、ハンドカメラで田中を追いかける。よくある新人女優のプロモーションビデオみたいな軽い映画だが、ただのアイドル顔見世映画なんかにはしない。
主人公は彼女と旅先の高雄で出会った男の子。映画が好きで、将来は映画監督になりたい。シネマテークで映写技師のバイトをしている。偶然、劇場に入った彼女に一目ぼれして、彼女のあとを追いかける。映画はこの2人の1日の出来事を描く。特別なことは何もない。カメラは2人をただ追いかけるだけだ。だけどもそんななんでもないスケッチがなんだか見ていて気持ちがいい。教会に忍び込んだり、市場をフラフラしたり、海岸で沈んでいく夕日を見たり。夜の観覧車では、ほんの少しブルーな気分になる。たった1日のデートだ。そして別れる。
田中千絵版『ローマの休日』って感じの映画である。ということはこれはタイトルは『高雄の休日』だな。女優と名もない青年の出会いと別れ。こんなにもたわいない映画だが、それなのになんだかいい気分にさせられる。