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日本語タイトルはこのタイトルだが原題は『イコライザー3』。ヒットしたら4が作られるかも。その時は日本版タイトルはどうしようか? まぁいろんなパターンはあるけど、ね。
まぁデンゼル・ワシントンは今回これで終わる覚悟で挑んだ気がする。だが、これは決して肩に力を込めたものではなく、どちらかというと力を抜いているくらい。だが、今回もちゃんと9秒で倒す冒頭のアクションは好き。
この後、安住の地をイタリアのこの町に決めて引退してここでのんびり暮らすみたいだ。めでたし、めでたし。
シチリアの町から始まる麻薬の売買からイタリア全土を巻き込んだテロへと。お話は広がっていくが、デンゼルはこの町から出ない。ここにいる悪の兄弟による組織を壊滅させるだけでいい。それが結果的にローマのテロ組織の破壊行動も終わらせて、無事に話を納めている。
まず台本がよく出来ているし、いつもながらアントワーン・フークァ監督は適切な演出で上手い。流れるようなタッチでラストまで淀みない。わざとゆったりとしたペースで話を展開して、アクション映画の暑苦しさとは無縁でシャープなキレのいい映画を作る。だから華麗なアクション映画は意外にものんびりしている。先の2作とはタッチを変えたにもかかわらず、相変わらず面白い。回を重ねるごとにエスカレートさせて過激になる必要はない。劇場では見逃してしまったが、配信でも充分楽しめた。