マスイチ浜の展望所を後に、絵鞆半島を西の方角に向かう。僅かに行くと、室蘭八景の一つ「銀屏風」に
行き着く。道路際の小さな展望台に立つと、海面からそそり立つV字形の断崖が目の前に立ちはだかる。断
崖の先には噴火湾の大海原が広がります。
※ 6/1に投稿しました、「マスイチ浜の断崖に咲くエゾヤマツツジ」の継続記事です。 「銀屏風」の断崖で、エゾヤマツツジが花を咲かせています。
対岸の渡島半島までは、噴火湾を隔て約37Kmほど離れる。逆光の中、駒ヶ岳がシルエットで美しい山容
を浮かび上がらせる。
断崖の草地で、オオハナウド(大花宇都)が潮風にしなやかな茎を揺らせながら 花を咲かせています。
一帯の海域は良漁場です。漁船が、エンジン全開で漁場から漁場へと疾走する。
半島の縦走路は、両側から木々の枝葉が覆い茂る緑のトンネルの中を行く。路面の一部は、自然の趣が
溢れる未舗装の道が続いています。
絵鞆半島の最先端、絵鞆岬からの光景です。久し振りに大気が澄み渡り、遠くの景色がスッキリと見渡せ
る。岬の突端、海に迫り出す展望台に立つと、海面から立ち昇る潮の香が心地よく漂う。 展望台広場の一角で、エゾカンゾウ(蝦夷甘草) が花を咲かせる。当地では、この野花が咲くと、初夏の
季節の到来です。
絵鞆岬から、曲がりくねる坂道を港側に下る途中。眼下に、絵鞆漁港を前景に白鳥大橋や対岸の眺望が
目の前に開けます。絵鞆半島を縦走した帰りには、必ず立ち寄り レンズを向ける場所です。