初夏の季節を迎えたイタンキ浜の光景です。海も空も、昨日の雨で洗い流されたように透き通る。浜に立
つと、心地よく響く潮騒の中を磯の香がゆるやかに流れる。
イタンキ浜は、市内を代表する景勝地であることは元より、日本の渚100選に指定されている風光明媚
な砂浜海岸です。
浜は、ハマナスの群生地です。浜辺の後方の小高い場所で、ハマナスが周囲に芳香を漂わせながら、赤
紫色の花を咲かせはじめています。
浜の前面には、太平洋の大海原が広がっています。遥かかなたの水平線が、海と空を隔てるように果てし
なく横に伸びる。
先日、開花を始めたハマエンドウの画像を投稿しましたが、今、浜の土手を埋め尽くす様に満開に花を咲
かせています。
浜の後方に広がる海岸段丘では、初夏の訪れを告げるエゾカンゾウ(蝦夷甘草)が花を咲か始めました。
エゾカンゾウは、本州方面の高原に自生する ニッコウキスゲと同じユリ科の多年草です。