すっかり天候が安定してきました。先日までの湿り気のある大気も消え、軽やかなに流れる風が心地よさ
を感じる。一帯は酪農地帯。農家の敷地内に積み上げられている白い物体は、ラッピングされた牧草ロール
です。以前、酪農農家にはサイロが付き物でしたが、今では牧草の貯蔵はこの方法が主流となっています。
道路沿いの土手で花を咲かせる萩。すでにヤマハギは花の時期を過ぎる、花は、鮮やかで大ぶり。国内
には、8種類ほどの野生の萩が自生しているそうです。この萩は、どこかミヤギハギ(宮城萩)に似る雅な萩
です。
ようやく巡り会った、エゾノコンギクらしい蝦夷野紺菊です。この自生地は林縁、風が遮られやや日陰の
場所で薄青紫色の花を咲かせます。エゾノコンギクは道内を代表する野菊です。
農家の庭先で咲いていた秋明菊です。・・・菊と秋風にゆれる花姿は清楚な風情を漂わせています。草名
に付く・・・「菊」とは全く異なるアネモネの仲間の植物。この秋明菊の花名のように「なぜ」と思う事がしばしば
あります。