Q1企画のご案内です。
クイズ第一問ではありません。クアトロ一周年を略したつもりです。
クアトロは3月7日で一周年。オープンしてみると毎日仕事に追われ、あっという間に一年が過ぎようとしている気がします。しかし、オープンの準備に追われていた去年の今頃は何をしていたのかあまり思い出せません。はるか昔のことのように思えます。
さて、ご愛顧いただいた一周年を記念しての企画ですが、3月1日より週替わりで、この一年にクアトロで評判をいただいたメニューを半額でのご提供します。
一週目(3/1~6)は、パルミジャーノのリゾット¥1200を¥600。旨みの固まり、パルミジャーノのチーズの中で和えるリゾットはお米一粒一粒にまでチーズの旨みが絡み大好評のメニュー。
二週目(3/8~13)は、ペスカトーレ¥1400が¥700。クアトロの看板メニューです。色々な魚介の美味しさを一皿で楽しめる贅沢なパスタです。
三週目(3/15~20)は、季節野菜のスパゲッティ/トマト味¥880を¥440。クアトロ・ナンバー・ワンのヒット・メニューです。10種類以上の季節の野菜が入ってます。
四週目(3/22~27)は、こだわりトマトとチーズのスパゲッティ¥980を¥490。トマトとモッツァレラ・チーズとバジルのパスタ。その濃厚な味わいのファンは多い。トマトもこだわりのトマトを手配しております。
さて、どの週のパスタがおきにいりでしょうか。もちろん毎週いらして楽しんでいただけたら幸いです。
チーズは大まかに、白カビ・青カビ・ウォッシュ・シェーブル・フレッシュ・ハードといったように分類される。イタリアのチーズの中からそれぞれ違ったタイプのチーズを四種類ブレンドして生クリームに溶かしソースを作り料理にしたものがある。クアトロ・フォルマッジと呼ばれる。クアトロは“4”、フォルマッジは“チーズ”の意味。四種チーズとクアトロでは呼んでいる。四種チーズのピッツァ、四種チーズのタリアテッレ、四種チーズのリゾット、四種チーズのパン・グラタンなどのメニューがある。魚のグリルにもこのソースを使ったりもする。最近特に四種チーズのパン・グラタンがブレークしている。
さて、この四種チーズの配合だが、クアトロでは青カビの“ゴルゴンゾーラ”、ウォッシュの“タレッジョ”、ハードの“パルミジャーノ”、フレッシュの“モッツァレラ”を配合している。それぞれの個性が渾然と混じり合い濃厚な味わいを構成する。香りの良い白ワインとの相性は抜群。
クアトロ自慢のメニューをご賞味あれ。
※明日23日金曜の午後6時よりの営業は、貸切のため一般の営業を休ませていただきます。ご了承の程お願いいたします。
春のような陽気に誘われるように電車に乗ってちょっと遠出をしてみた。
常磐線に乗って日立まで来ました。特急料金をけちって2時間半かけて鈍行でやってきました。浮いたお金でお酒を飲みます。
電車の中は柔らかい日差しが心地よかった。しかし2時間電車に揺られるとお尻が痛い。電車に飽きてきたら、急に海が見え、一気に旅行気分になった。ちょうどお昼に日立到着。外は、海からの風で車内とは違って寒いが、目的の魚を食べさせるお店は駅から歩いて3分。
2度目の訪問だが、前回は車だったのでお酒が飲めず、今回は万全の態勢での訪問。期待通り、地の魚もお酒も美味しくいただいた。最後の雑炊は特に美味しかった。お尻の痛さも忘れた。美味しいものを食べる楽しさは、日頃の疲れも忘れさせてくれる。クアトロにも遠いところからわざわざ来店してくれる方々に、そんな効能を提供できているのか、身をもって考えさせられた。
お酒もたらふくいただき、次は多賀にある立ち寄りの湯へ向かった。太平洋を一望できる絶景の湯だ。海岸では、サーファーが楽しんでいる。砂浜では、お年寄りがゴルフをしている。後ろ歩きをしている奇怪な老人もいる。のどかな一日を過ごせたクアトロの休日だった。
パルミジャーノと同様にイタリア料理になくてはならないチーズがモッツァレラ。南イタリア、ナポリ近郊の特産のチーズだ。本来は、水牛から作るものだが、現在は牛乳製が多い。クアトロのモッツァレラも牛乳製のもの。やはり、水牛のものは濃厚で美味しいがかなり価格が高い。水牛はとても臆病な動物らしく、ミルクを搾取するのも大変らしい。
モッツァレラはチーズに熱湯をかけてお餅のように練って作る。練った後にちぎって丸めるが、ちぎるという言葉がモッツァレラの語源とか。日本のお豆腐のようなもので、庶民の食べ物だったものが、ピッツァの普及とともに、有名になったようだ。しかし、南イタリアは北イタリアのパルミジャーノのように商標を守ったりする知的な活動がなされず、モッツァレラの名前はどこの土地で作ったものでも名乗れる。ドイツ製のモッツァレラさえもある。
さて、このモッツァレラは、とてもクリーミーだがそれ自体にそれほど味はない。他の食材と組み合わせて実力を発揮する名脇役といったところのようだ。サラダでは、バジルとトマトと合わせたカプレーゼが有名。カプリ島のサラダという意味だが、その色合いはトマトの赤、モッツァレラの白、バジルの緑でイタリアの国旗をイメージしており、イタリアを代表する料理とも云える。
モッツァレラは火を入れるとさらに美味しい。もちろんピッツァ・マルゲリータはモッツァレラがあってこそのもの。トマトソースと一緒に使ってパスタにしたり野菜と合わせてオーブン焼きにしたメニューなどがクアトロにはある。
クアトロの父もモッツァレラは大好きで、いつも賄いのパスタに入れて食べています。
この土曜はクアトロ・ママの誕生日でした。このブログの記事でもそのことに触れたため、お客様にまで、お祝いをしてもらい幸せなクアトロ・ママでした。長男も今日は仕事が休みでお祝いを届けてくれました。次男のシェフもご馳走してくれたりと、クアトロのママはご満悦です。クアトロの父もワインでもプレゼントしなくては、後々に影響があります。
クアトロのママは羊年生まれなので、ムートンでもと思ったのですが、懐事情により急遽イタリア・ワインで羊の絵のあるものに変更しました。
フォッソ・コルノ/モンテプルチアーノ・ダブルッツォ「マイロ」です。イタリア中部アドリア海に面したアブルッツォ州で作られるワイン。モンテプルチアーノというブドウで出来る。このブドウは果実味が強く、まろやかな味わいになるが、このマイロはさらに力強く、酸もしっかりしており中々の味わい。ラベルに惹かれて買ったが、クアトロの料理にも実によく合いそうである。
※本日は、クアトロ・シェフ体調不良により、ディナーの営業を休ませていただきます。ご了承の程お願い致します。明日からは必ず元気に営業再開いたしますので、よろしくお願いいたします。