クアトロに話題のブルガリア・ワイン「エニーラ」が入荷した。
ラ・モンドットやシャトー・カノン・ラ・ ガフリエールを始めデギュイユ、ペイロー等を所有する欧州一の名門ハプスブルク家の末裔ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が手がけたワイン。
ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵は85年にサンテミリオンに移り住み、短期間で世界最高レベルのワインを作ったことで知られる。
そのナイペルグ伯爵がボルドーにおけるワイン造りと同様の哲学をもって、ブルガリアで手掛けたワインがエニーラ。
メルロ主体のまろやかな豊潤な味わいは、ボルドーの高級ワインに引けを取らない。
これから注目のブルガリア・ワインをクアトロのワインバーで飲んでみよう。
日本酒は、その味わいの濃淡と香りの強さなどで、タイプが分かれる。
(1)華やかな香りが特色の吟醸酒タイプ
(2)滑らかな口当たりで軽快な本醸造タイプ
(3)コクの強い豊潤な味わいの純米酒タイプ
(4)力強い味わいと豊潤な香りの古酒タイプ
さて、今日の居酒屋クアトロのお酒はどうだろうか。
純米吟醸「福寿」は、華やかでトロピカルな香りだが、爽快な味わいだから(1)だろうか。
特別本醸造生酒「水府自慢」は、本醸造ながらコクがあり、余韻がある飲み口から(3)だろうか。
純米吟醸「醸し人九平次“K”」は、軽快でいかにも食中酒という味わいから純米吟醸ながら(2)だろうか。
日本酒は、作り七分といわれる。
作り手の方向性で味わいが決まる。
この酒はどういう飲み方をして欲しいのだろうか。
そんなことを推理しながら飲むのもどうだろうか。
やはり、大きなお世話かもしれない。
居酒屋クアトロが開催される。
目玉は、クアトロのママによるおでんだ。
このおでんをどうやって食べるか、なかなかの問題だ。
さて、クアトロの父の場合なのだが、まず、品書きに目を通す。
その中から、好きなもののランク付けをする。
そして、まずは3品くらい注文する。
あまりいっぺんに注文すると、熱々に食べられない。
その3品をどう注文するか。
好きなものランキング1位から3位を注文するのも良いのだが、まずは1位のものを中心に、その具を引き立てるものを絡ませる。
例えば、クアトロの父は厚揚げが第1位なので、これを中心にコンブとイワシだんごにしようか、いや待てよジャガイモにしようか、いやいやタマゴもいいな。
その組み合わせを悩むのが、おでんを食べる楽しみだろうか。
そして、熱々のおでんを食べながら、冷酒を飲む。
そして、次の組み合わせを熟慮する。
締めは、隠れ1位のダイコンか、おっとよそのテーブルでダイコンの注文が多いが、売り切れたりしないだろうか。
その辺の計算も大事だ。
クアトロの父の大きなお世話の話だ。