シチリアと云えばゴッドファーザーを思い浮かべるが、美味しいワインやチーズが豊富な土地でもある。
特にチーズは羊乳が名産。
平地が少ないので自然と羊乳が主流になる。
その羊乳のチーズ“ペコラ・シチリア・ペペ”が入荷。
ペコラは羊乳ペコリーノのことで、ペペは黒胡椒のこと。
ハードタイプの羊乳に黒胡椒をまぶして熟成したチーズ。
羊乳の甘味と黒胡椒の風味が絶妙なチーズ。
クアトロのシチリアのワイン“イル・パッソ”に合わせるとこれも絶妙。
※本日の夜、お料理のラストオーダー、最終入店は２０時３０分
アルコール類、ドリンク、デザートのラストオーダーは２１時
閉店は、２１時３０分とさせていただきます。
イタリア・ヴェネトのアジアーゴ高原で作られるチーズがアジアーゴ。
アジアーゴ高原は、第一次大戦ではオーストリアとイタリアの激戦地だった。
アーネスト・ヘミングウェイもこの土地で戦っている。
ここ地での体験が「武器よさらば」へと繋がったのだろうか。
この高原はアルプスから吹き下ろす風が風味豊かなチーズを育てるが、熟成によって、若い順にフレスコ、ヴェッキオ、ストラヴェッキオと名前が変わる。
イタリアでは、家庭で一般的なチーズだが、最近は若い水分量の多いフレスコが人気のようだ。
今回入荷のアジアーゴ・ヴェッキオは、１０ヶ月熟成。
その味わいは、パルミジャーノと同様にアミノ酸の旨味が深く、吟醸酒にも合いそうなチーズ。
サミットでもこのチーズのような文化のある美味しいものを食べて、武器よさらばとなってほしいもの。
※本日の夜、お料理のラストオーダー、最終入店は２０時３０分
アルコール類、ドリンク、デザートのラストオーダーは２１時
閉店は、２１時３０分とさせていただきます。
トビウオがクアトロに入荷。
春から夏に旬を迎える魚だ。
その翼や流線型の美しい体型、節制された骨格、脂身の少ない肉質、それらの全てが大海原を飛ぶために準備されている。
その淡泊な味わいのトビウオをタタキにする。
そこに、キリッと冷やした吟醸酒を合わせる。
変わったイタリアン、クアトロのこれからの季節の楽しみである。
※本日の夜、お料理のラストオーダー、最終入店は２０時３０分
アルコール類、ドリンク、デザートのラストオーダーは２１時
閉店は、２１時３０分とさせていただきます。
クアトロに由比産桜エビが入荷し「桜エビとキャベツのスパゲッティ」が緊急登板。
桜エビをニンニクとアンチョビを利かせたたっぷりのオリーブオイルでソテーする。
桜エビの殻が香ばしく弾ける。
キャベツはさっと湯通しすると甘みが増す。
桜エビとキャベツの鍋に茹であがったスパゲッティが投入される。
そして、ここからがプロの腕が冴える。
ニンニクとアンチョビの風味を移したオリーブオイルと桜エビとキャベツの旨味とパスタのゆで汁を鍋の中で一体化させる。
水性の旨味をオリーブオイルが包み込み結晶となり、その状態を安定させる。
これがパスタの乳化だ。
マヨネーズでは、卵黄の力を借りるが、このパスタでは鍋を素早く振るその手際で補う。
たっぷりのオリーブオイルが使われているのに、オイルっぽくなく最後までさっぱりと食べられるのが理想。
クアトロ自慢のパスタが数量限定で登場。
※本日の夜、お料理のラストオーダー、最終入店は２０時３０分
アルコール類、ドリンク、デザートのラストオーダーは２１時
閉店は、２１時３０分とさせていただきます。
南フランスから、十字架のチーズが入荷。
“ル・モンテスキュ”と云う名前の山羊乳によるチーズ。
“法の精神”のモンテスキューと同じ名前だが、法の精神で作られたチーズではなく、南フランスのモンテスキュ村のチーズ。
この村は、十字軍ゆかりの土地なのだろうか。
村の秘密はともかく、そのチーズは放し飼いの山羊のミルクから作られ、もちもちっとした食感とハーブの香る奥行きのある味わい。
法の精神のモンテスキューは説く
才能とは、神から秘かに与えられ、しかも我々がそれとは知らずに明るみに出す、授かり物である。
ボーっとした精神のクアトロの父は説く
美味しいチーズは、神から秘かに与えられ、しかもクアトロの父はそれとは知らずにメニューに出す、授かり物である。
“ル・モンテスキュ”と云うチーズの美味しさには、気づいたクアトロの父だ。
※クアトロは、火曜日の夜と水曜日全日は定休日になります。
