カリンは諏訪市の市を代表する木に指定されています
諏訪湖畔にはかなり長い距離かりん並木があり市民から親しまれています
今丁度かりんの花が満開して沿道を彩っているところです
市内ではカリンの果実を加工した食品が名産品として多く販売されていますが
今迄、カリンに良く似たマルメロも含めてカリンと呼ばれてきました
カリンはバラ科のぼけ属であり、マルメロはバラ科のマルメロ属です
よく見ると花の咲く様子や果実の形・実の硬さなども微妙に違います
此の度、商品表示はカリンとマルメロとはっきり明記するよう農林水産省から指導があったようです
カリン並木やカリン祭り等、普段親しまれてきた呼称は今まで通り続行されるそうです
いま丁度諏訪湖畔のカリン並木にはカリンに少し遅れてマルメロの花が開花を始めました
カリンの花とマルメロの花くらべをしてみましたのでご覧下さい
★以前カリンの果実をご紹介していますので参考にご覧下さい
ご紹介している果実は「洋かりん」と呼ばれるマルメロのほうです
湖畔公園には大坪草二郎の丁度今頃のカリン並木の様子を詠んだ歌が歌碑になっています
「信濃路はあかとき寒き湖沿いにカリンの花の白く咲きたる」
★あかときとはあかつきの事
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諏訪藩主が墓参に出かける際に休憩所として使われた庭園が今も当時のまま保存されています
一時期お庭の一般公開をしていましたが、お庭が予想以上に荒らされて維持管理が大変なので
今は人目に触れることなくひっそりと静かに時を刻んでいます
現在、指月庵の所有である此の家の女主人は丹念に100種近い野草を育てておられます
クマガイソウが咲き揃ったと言うお知らせを頂き見せていただきに伺いました
枝垂れモミジと代々伝わる石燈籠の足元の2箇所に
200株近いクマガイソウの見事な開花が見られました
いづれの群生も塀のほうを見据えて平家の武将・熊谷直美よろしく
矢を入れた母袋を背負ってお庭を守っている様に私には見えました
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★クマガイソウの蕾から開花の様子を以前紹介しています参考にご覧下さい
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直ぐ隣にはカマナシアツモリソウも開花しています
土壌の手入れが行き届いて生育が難しいとされる礼文アツモリと思われる黄色い蕾も見られました
自然の中の生き生きとした野草が一番と何時も思っていますが
見事な江戸時代に策庭されたお庭に配された野草達は品格さえ讃えて実に見事に咲いています
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赤花八重咲き姫風露草
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白花八重咲き姫風露草
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黒花風露草
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フウロ・ダルマティクム
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青花曙風露草
安曇野のロックガーデンは春の花が終わってもう初夏の風露草が咲き始めています
高原に自生する風露草とは一味違う風露草ばかりです
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我が家の裏庭に樹齢300年と言い伝えられている牡丹があります
牡丹は通用物といって木でも草でも両方に通用する植物でそう呼ばれていますが
樹齢という表現が適切かどうか疑問ですが・・・
家に伝わるの伝綴に赤松と牡丹の記載があり代々受け継がれてきました
時代の流れで街中での松の生息は難しく三年前に赤松は請われて由緒ある場所に移転いたしました
牡丹も家の建て替えで三度移植しましたので大分スケールが小さくなりましたが
毎年季節が廻ってきますと変わらぬ美しい花を咲かせています
今年は例年に無く寒い日が続き開花が遅れ気味だと聞きましたが
例年と大差なく一昨日の雨の日に少し蕾を開き、昨日夜明けと共に開花しました
大元の木の部分はいかにも老木で大分朽ち果ててはいますが
根元から年々若い木が育って時代を繋いでいます
茶道では暦が立夏に変わると頃合を見て炉から風炉に模様替えをするのがならわしですが
この初風炉に欠かせない茶花として何年も我が家の床を飾ってきた牡丹の花です
福寿草等と同じで太陽が昇ると共に開花し、沈むと花びらをそっと閉じます
その慎ましやかな姿は古来から美人の代名詞として使われている由縁である事を認識させられます
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連休も終わりいよいよ緑萌え一年中で一番過し良い季節ですネ
今日から学校も社会も平常に始動し始めました
世の中には色んな御菓子があるものですネ
名古屋に行って来られた方からお土産に「初かつを」なるお菓子を頂きました
「目に青葉 山ホトトギス初がつを」は誰でもが馴染んでいる有名な句ですが
ご覧の通りかつをの切り身を髣髴とさせるお菓子です
江戸初期に尾張徳川家の藩祖が駿河の国よりこのお菓子屋さんをお召しになり
以後、徳川家御用達を勉めたお菓子屋さん御製のういろうです
柔らかでみずみずしい食感と優しい甘さが調和した雅趣ある御菓子としおりに記されていました
箱に備え付けの糸が入れてあり、その糸でひねるようにして切ると美しい模様が現れて
いっそう風雅な趣を賞昧出来ると解説してあります
御菓子がマグロの切り身である必要はないのですが
面白い試みのういろうをひねって切って、楽しみながら美味しく頂戴しました
★ お菓子の日付はかなり以前ですが、期限内にちゃんといただきました
大型連休の最終日は残念ながら雨が降ってしまいました
連日初夏を思わせた信州でしたが今日は一寸肌寒くなりました
裏庭には次々花が開花していますが
今日は余り見かけない珍しい花達をご紹介してみます
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三つ葉コンロン草
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三つ葉コンロンソウは山地の谷川沿いに群生するアブラナ科の植物です
菜の花のような十字花を何段にも付けてトテモ繁殖力の強い植物です
数年前に友人がビニール袋に入れて登山の記念に採取してお土産に連れてきました
裏庭に地植したのですが平地の普通の場所でこんなに育つとは思っても見ませんでした
★ 三つ葉コンロンソウの花にいる昆虫は、全くの偶然ですが昆虫に詳しい chochoensisさんが
今日のblogで紹介しておいでになりますのでご覧下さい
昆虫名はダイコンサルゾウムシだそうです
風鈴オダマキ
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「風鈴オダマキ」は葉や咲く姿はオダマキに似ていますが花の形成はまるで違います
可憐な小さな風鈴のような蕾をつけていて珍しかったので地植えしてみました
以前オダマキをblogしていますので参考にご覧下さい
オダマキの名の由来であるオダマキ独特の角状の部分がありません
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ドイツスズラン
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ドイツすずらんが毎年株を増やして見事に咲きます
日本在来のすずらんほど香りは強くありませんが傍を通ると足元で微かに甘い香りがします
うつむいて咲いている可愛い姿を見ていると顔を見たくてなりません
カメラを花の下にくぐらせて顔をのぞいて見ました
日本原産の「君影草」と呼ばれるすずらんと少し表情が違うでしょうか?
連日初夏を思わせた信州でしたが今日は一寸肌寒くなりました
裏庭には次々花が開花していますが
今日は余り見かけない珍しい花達をご紹介してみます
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三つ葉コンロン草
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三つ葉コンロンソウは山地の谷川沿いに群生するアブラナ科の植物です
菜の花のような十字花を何段にも付けてトテモ繁殖力の強い植物です
数年前に友人がビニール袋に入れて登山の記念に採取してお土産に連れてきました
裏庭に地植したのですが平地の普通の場所でこんなに育つとは思っても見ませんでした
★ 三つ葉コンロンソウの花にいる昆虫は、全くの偶然ですが昆虫に詳しい chochoensisさんが
今日のblogで紹介しておいでになりますのでご覧下さい
昆虫名はダイコンサルゾウムシだそうです
風鈴オダマキ
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「風鈴オダマキ」は葉や咲く姿はオダマキに似ていますが花の形成はまるで違います
可憐な小さな風鈴のような蕾をつけていて珍しかったので地植えしてみました
以前オダマキをblogしていますので参考にご覧下さい
オダマキの名の由来であるオダマキ独特の角状の部分がありません
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ドイツスズラン
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ドイツすずらんが毎年株を増やして見事に咲きます
日本在来のすずらんほど香りは強くありませんが傍を通ると足元で微かに甘い香りがします
うつむいて咲いている可愛い姿を見ていると顔を見たくてなりません
カメラを花の下にくぐらせて顔をのぞいて見ました
日本原産の「君影草」と呼ばれるすずらんと少し表情が違うでしょうか?
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西別こけももは5~8mmのとても小さな花です
ツツジ科の植物ですから姫石楠花に良く似ていますネ
良く見るとコケモモは花びらの先端がすずらんのようにカールしているのが特徴です
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カメラで見上げると花の表情が見えます
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小町リンドウの名の通り1cm位の極小の姫リンドウです
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小さくてもリンドウの特徴が良く判りますネ
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蝦夷父子草は赤い花をつけています
肉眼ではマッチの先ような大きさで毛足の長いビロードの風合いがしています
マクロで写してみると花の様子が良く判りますネ
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大型連休の五月晴れの公園は子供達の元気に遊ぶ声で一杯です
春の遅い信州ですが流石にサクラは終わり八重桜がほころび始めました
公園の片隅ではタンポポもすっかり咲き終わって種が飛び立つばかりにスタンバイしています
愛梨ちゃんは普段からお花が大好きでよく水遣りを手伝ってくれます
やたらお花を手折ってはいけない事はお母さんから注意されていますから
めったに花を摘んだりしないのですがタンポポは大丈夫!
春に同じ公園で沢山タンポポを摘んでタンポポの花の「レイ」を作りました
あの時の楽しかった事が忘れられないらしく公園に着くと
一目散にタンポポの咲くあの場所にかけていきました
しかし、あの時と様子が違っていました
一面に広がる触ると壊れそうなタンポポの姿が不思議そうで・・・
おそるおそる花を手折ると種が飛ぶのでもう夢中になってしまいました
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屋久島石楠花
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文字どうり五月晴れの大型連休真っ只中!
諏訪湖畔通りは連日他府県からの車の入込で渋滞しています
今、湖畔はサクラの名残花が見られ近くの公園ではツツジや石楠花が開花してきました
石楠花はヒマラヤ南東部や中国雲南省・チベットなどの3000m~4000mの高地に自生する物や
マレーシア・パプアニューギニアに自生する熱帯性のものがあります
日本の代表的な自生種ピンクのアズマ石楠花はお馴染みで良く見かけますネ
最近は園芸品種や改良種などの沢山の種類の石楠花が出回って
クス玉のように華やかに開花する花は初夏の彩を伝える花として人気がありますネ
特に日本原産の屋久島石楠花は純白で清楚な花を開花するので
愛好家の間では特別な人気があります
咲き始めの蕾の様子はピンクですが開花するにしたがって純白に変わって行く様子がとても優雅で
私もこの色変わりの様子には毎年魅せられています
ミセステレサ
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西洋石楠花
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文字どうり五月晴れの大型連休真っ只中!
諏訪湖畔通りは連日他府県からの車の入込で渋滞しています
今、湖畔はサクラの名残花が見られ近くの公園ではツツジや石楠花が開花してきました
石楠花はヒマラヤ南東部や中国雲南省・チベットなどの3000m~4000mの高地に自生する物や
マレーシア・パプアニューギニアに自生する熱帯性のものがあります
日本の代表的な自生種ピンクのアズマ石楠花はお馴染みで良く見かけますネ
最近は園芸品種や改良種などの沢山の種類の石楠花が出回って
クス玉のように華やかに開花する花は初夏の彩を伝える花として人気がありますネ
特に日本原産の屋久島石楠花は純白で清楚な花を開花するので
愛好家の間では特別な人気があります
咲き始めの蕾の様子はピンクですが開花するにしたがって純白に変わって行く様子がとても優雅で
私もこの色変わりの様子には毎年魅せられています
ミセステレサ
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西洋石楠花
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数日前からモンタナエリザベスが開花し始めています
モンタナエリザベスは春早く沢山の花を咲かせる一期咲きのクレマチスです
原産地は中国西部からヒマラヤにかけて自生する高山性の植物のため夏の暑さに弱いので
我が家では夏涼しい木陰に植え込んでいます
折から咲きはじめた山吹と垣根を彩っています
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開花したばかりのモンタナエリザベス
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左奥の中央部にはシラネアオイがピンクの花を咲かせているのが写っています
今年は小ぶりでしたが四輪の花を咲かせました
左下のクレマチスの後ろに見えます小さな白い花群は先日ご紹介しました一人静です
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やまぶき(バラ科)は自由に繁茂して周りを独占しますが
丁度適度な木陰を作ってクレマチス・エリザベスの苗を守っている様に見えます
両者は共存して同じ時期に開花します
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足元にはアオバナ姫忘れな草が勢い良く咲いています
やっとお庭にも春がやってきました