りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

母校。

2012-06-03 | Weblog
今日はこれと言って用事もなかったので、家でのんべんだらりと
過ごしていたのだが、息子が退屈そうにしていたので、午後から
息子とあてもなくグルグル~っとドライブ。

気がつけば、ボクが通っていた小学校へ。



校門の扉が開いていたので、悪いと思いながらも勝手に入って
しまった(ごめんなさい)

校舎には数人の先生や職員の方がいらっしゃったのかもしれないが、
校庭には人ひとりおらず、ボクと息子だけ。
息子は自分の小学校にはない遊具にひどく関心があるのか、校庭の
遊具を片っ端から試して遊んでいた。

晴れた空。
眼前に、海。
背後に、山。
その間を、柔らかい風。

学校の内外に人の気配がまったく感じられず、眼に写る風景が自分が
小学生の頃と大して変わっていないためか、校庭の端でぼんやりとしていると、
今が2012年なのか、それとも70年代なのか、分からなくなってくる。

小学校は、今年で、創立36年になる。
ちなみに、ボクが入学したのは、36年前。
つまり、ボクは新入生第1号なわけだ。

創立36年と言えば、まだまだ歴史の浅い新しい小学校の部類だと思う。
しかし、昨今の少子化の波をモロに受けて、10数年後に近隣の小学校と統合されて、
廃校になる予定になっている。

それを知ったのは、新聞の地方欄に掲載されていた記事でだった。
その記事を読んだ時、寂しさや悲しさよりも、異常に悔しい気持ちになったことを
今でもよく憶えている。

ひとしきり遊具で遊び終えた息子に、父親の母校の行く末を教えた。
10数年後、母校は息子が通う小学校と統合される。
その小学校の歴史は、軽く1世紀を超える歴史を持つ小学校だ。
そんな小学校に通う息子が、首をかしげてボクにこう尋ねた。

「なんでボクの小学校よりも新しいのに、お父さんの小学校はなくなるの?」

お父さんだって、誰かに訊きたいよ。



コメント (2)
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