広島の平和記念公園に来ています。
原爆ドームのたもと、爆心地にもっとも近い元安川。
68年前、この近くで暮らしていたワタシの親戚3人は、
あの日の朝以来、いまだに一片の骨さえ見つかっていない。
原爆の日には出来るだけ平和公園には訪れるようにはしてきたが、
夕刻からはじまる灯籠流しに来たのは、小学生の時以来。
だから、30数年ぶりだ。
今朝は、尾道の千光寺公園にいた。
この公園から、息子が「おのみち100km徒歩の旅」に出発した。
その団結式に、妻と一緒に参加してきたのだ。
完全なインドア派でふだん家で本ばかり読んでいる10歳の息子は、
今日から土曜日までの4泊5日をかけて、徒歩で尾道市内100kmを
完歩する。
また、今日はワタシの母の69回目の誕生日だった。
夕方、妻と娘と一緒に実家に顔を出した。
小さな花束とイラストが達者な娘が描いた絵を携えて。
それらを手渡すと、母は何度何度もワタシ達に“ありがとう”を
繰り返した。
広島の人間にとって、今日は特別な日だ。
だけど、ワタシにとっては単なる祈りだけの日ではなく、毎年、
人間の生と死を真摯に考えさせてもらえる特別な日なのだと思う。
元気に歩くことができ、毎年誕生日を迎えられ、そして過ぎた人への
想いを馳せながら手を合わせられる。
それは理屈などではなく、本当に幸せなことなのだ。
原爆ドームのたもと、爆心地にもっとも近い元安川。
68年前、この近くで暮らしていたワタシの親戚3人は、
あの日の朝以来、いまだに一片の骨さえ見つかっていない。
原爆の日には出来るだけ平和公園には訪れるようにはしてきたが、
夕刻からはじまる灯籠流しに来たのは、小学生の時以来。
だから、30数年ぶりだ。
今朝は、尾道の千光寺公園にいた。
この公園から、息子が「おのみち100km徒歩の旅」に出発した。
その団結式に、妻と一緒に参加してきたのだ。
完全なインドア派でふだん家で本ばかり読んでいる10歳の息子は、
今日から土曜日までの4泊5日をかけて、徒歩で尾道市内100kmを
完歩する。
また、今日はワタシの母の69回目の誕生日だった。
夕方、妻と娘と一緒に実家に顔を出した。
小さな花束とイラストが達者な娘が描いた絵を携えて。
それらを手渡すと、母は何度何度もワタシ達に“ありがとう”を
繰り返した。
広島の人間にとって、今日は特別な日だ。
だけど、ワタシにとっては単なる祈りだけの日ではなく、毎年、
人間の生と死を真摯に考えさせてもらえる特別な日なのだと思う。
元気に歩くことができ、毎年誕生日を迎えられ、そして過ぎた人への
想いを馳せながら手を合わせられる。
それは理屈などではなく、本当に幸せなことなのだ。