9.“あそぼーい!”と熊本のランデブー
特急「あそぼーい!」は2011年6月4日から運行を開始した、
キハ183系1000番台を専用車両に改造して充当している観光列車である。
かつては熊本と阿蘇を結ぶ「あそBOY」には、
8620型58654号機を牽引機としたSL列車として運行していたが、
その蒸気機関車が不具合を起こして運行を停止、
キハ58系気動車2両を改造した「あそ1962」が代わりに充当されていた。
九州新幹線鹿児島ルート全通に合わせて183系1000番台を使用した「あそぼーい!」に変更された。
183系は本来は北海道地区の寒冷地の特急形気動車であるが、
九州地区の観光列車「オランダ村特急」に従事させるために4両編成×1本のみを製造した。
観光列車として設計されているために2階に運転席を移し、
前面をパノラマ席としているのが特徴である。
この車両は何度も改造された流転の人生を歩んだ車両でもある。
JR九州発足直後の1988年から1992年までは「オランダ村特急」、
1992年に改造されて1999年までは「ゆふいんの森II世」、
1999年に改造されて2003年までは「シーボルト」、
2004年から2008年までは「ゆふDX」古代漆色、
塗色変更と一部改造を受け2008年から2011年は「ゆふDX」山吹色、
そして2011年からは「あそぼーい!」に改造され従事している。
15:40宮地始発の特急「あそぼーい!104号」に乗車する。
今回は普通席を取ったが、「あそぼーい!」にはほかにも、
特別料金はかかるが、前面眺望が楽しめるパノラマ席、
親子で座れる白いくろちゃんシートなどがある。
窓側の座席が少し小さめになっており、子供が座るのにちょうどいい。
くろちゃんシートのある3号車には子供の遊び場があり、
アテンダントが子供の遊びをサポートしてくれ、長距離の旅でも飽きさせない。
特急「あそぼーい!」でもアテンダントが「記念乗車証」を配っていた。
うしろには記念スタンプも押せるようになっていて、
以下のように書かれている。
阿蘇のカルデラを行く“くろ”づくしの列車
3号車の「白いくろちゃんシート」は、窓側が子ども席の転換式シート。
木のボールに埋まって遊べる「木のプール」や展望窓、
寝転がってもオーケーの畳敷の和室スペース、図書室、ベビーサークル、
くろカフェ(ビュフェ)など、子どもが主人公の遊園地のような車両です。
特急「あそぼーい!」は立野駅でスイッチバックし、
1時間33分かけて熊本まで戻る。
豊肥本線から熊本駅を目指す「あそぼーい!」と、
肥薩線から来て八代から鹿児島本線を熊本を目指す「SL人吉」が、
駅入線直前で併走する。
先月、「SL人吉」に乗った時は車窓から「あそぼーい!」が見えたが、
今度は逆の立場で「SL人吉」を見る。
互いの乗客同士がアテンダントのあおりで手を振り合う。
単純なことだが、旅の終わりのダレた時間帯も乗客に楽しんで貰おうと、
JR九州の“おもてなし”精神を充分に味わった。
観光サービスとはお金をかけなくてもアイディア次第では、
乗客を楽しませることは出来るのだという良いお手本であろう。
17:13に熊本に到着する。
特急「あそぼーい!」は2011年6月4日から運行を開始した、
キハ183系1000番台を専用車両に改造して充当している観光列車である。
かつては熊本と阿蘇を結ぶ「あそBOY」には、
8620型58654号機を牽引機としたSL列車として運行していたが、
その蒸気機関車が不具合を起こして運行を停止、
キハ58系気動車2両を改造した「あそ1962」が代わりに充当されていた。
九州新幹線鹿児島ルート全通に合わせて183系1000番台を使用した「あそぼーい!」に変更された。
183系は本来は北海道地区の寒冷地の特急形気動車であるが、
九州地区の観光列車「オランダ村特急」に従事させるために4両編成×1本のみを製造した。
観光列車として設計されているために2階に運転席を移し、
前面をパノラマ席としているのが特徴である。
この車両は何度も改造された流転の人生を歩んだ車両でもある。
JR九州発足直後の1988年から1992年までは「オランダ村特急」、
1992年に改造されて1999年までは「ゆふいんの森II世」、
1999年に改造されて2003年までは「シーボルト」、
2004年から2008年までは「ゆふDX」古代漆色、
塗色変更と一部改造を受け2008年から2011年は「ゆふDX」山吹色、
そして2011年からは「あそぼーい!」に改造され従事している。
15:40宮地始発の特急「あそぼーい!104号」に乗車する。
今回は普通席を取ったが、「あそぼーい!」にはほかにも、
特別料金はかかるが、前面眺望が楽しめるパノラマ席、
親子で座れる白いくろちゃんシートなどがある。
窓側の座席が少し小さめになっており、子供が座るのにちょうどいい。
くろちゃんシートのある3号車には子供の遊び場があり、
アテンダントが子供の遊びをサポートしてくれ、長距離の旅でも飽きさせない。
特急「あそぼーい!」でもアテンダントが「記念乗車証」を配っていた。
うしろには記念スタンプも押せるようになっていて、
以下のように書かれている。
阿蘇のカルデラを行く“くろ”づくしの列車
3号車の「白いくろちゃんシート」は、窓側が子ども席の転換式シート。
木のボールに埋まって遊べる「木のプール」や展望窓、
寝転がってもオーケーの畳敷の和室スペース、図書室、ベビーサークル、
くろカフェ(ビュフェ)など、子どもが主人公の遊園地のような車両です。
特急「あそぼーい!」は立野駅でスイッチバックし、
1時間33分かけて熊本まで戻る。
豊肥本線から熊本駅を目指す「あそぼーい!」と、
肥薩線から来て八代から鹿児島本線を熊本を目指す「SL人吉」が、
駅入線直前で併走する。
先月、「SL人吉」に乗った時は車窓から「あそぼーい!」が見えたが、
今度は逆の立場で「SL人吉」を見る。
互いの乗客同士がアテンダントのあおりで手を振り合う。
単純なことだが、旅の終わりのダレた時間帯も乗客に楽しんで貰おうと、
JR九州の“おもてなし”精神を充分に味わった。
観光サービスとはお金をかけなくてもアイディア次第では、
乗客を楽しませることは出来るのだという良いお手本であろう。
17:13に熊本に到着する。