5.保存車両-1000型1007号車
次に保存されていたのは1000型であった。
説明文には以下のように書かれている。
車種(番号):1000型(1000~1019)
車体構造:半鋼低床式ボギー車
最大寸法mm(長さ×幅×高さ):13,400×2,438×3,733
定員:120人
集電様式:複、前後ポール(ビューゲル改造)
製造年/廃車年:昭和3年/昭和45年
発のボギー車。昭和3年(1928年)、
震災復興事業により20両購入した1000型の1台。
屋根は曲線アーチを採用し、 中部に入口専用扉を設けた。
昭和9年(1934年)、入口の幅をつめて出入口を改造し、
昭和17年より中部車掌を配置した。
昭和26年(1951年)に再び入口専用とし、自動ドアに改造した。
昭和45年(1970年)全廃となった。
車内の様子。
壁も床も木造だが、
座席も座面も背もたれもモケットである。
マスコンの様子。
「三菱電機」製である。
運転席と車内の間の仕切りに「電車運転系統図」が設置されている。
「電車普通乗車券20円」と書かれている。
車体番号。
車体広告。
「キリンビール姉妹品 キリンジュース」の広告で、
「スポーツやピクニックに6本入手提1打入化粧箱ご利用下さい。」と書かれている。
この当時は勿論瓶入りである。
初期の都電6000形と同系統の塗色である。