9.保存車両-1500型1510号車
最後の車両は1500型であった。
説明文には以下のように書かれている。
車種(番号):1500型(1501~1520)
車体構造:半鋼低床式ボギー車
最大寸法mm(長さ×幅×高さ):12,000×2,443×4,183
定員:100人
集電様式:ビューゲル
製造年/廃車年:昭和26年/昭和47年
昭和23年(1948年)から乗客サービスの改善と性能を高める研究を始め、
26年(1951年)に300型の代替えとして
20両購入した間接制御方式の電車1500型の1台。
前面の窓の下から留線型とし、運転台の窓も大きくした。
台車に防振ゴムを使い、振動や騒音を少なくし、
従来の電車と比べ静かで乗り心地も良く、
しかも電気と空気ブレーキを併用する等、
数多くの新方式を採用し、“ちんちん電車の決定版”といわれた。
市電廃止の最後の日まで走った。
車内の様子。
床も木造だが壁部分はこの車両も材質が違う。
室内照明が蛍光灯になっているのも特筆である。
マスコンの様子。
「東洋電機製造株式會社 東京」と書かれている。
車体番号とサボ。
サボは13系統で、桜木町と杉田の区間で運行されていた。
13系統と表示されている前面サボ。
「新発売・新ビオフェルミン」と広告がある。