6.保存車両-1100型1104号車
その次に保存されていたのは1100型であった。
説明文には以下のように書かれている。
車種(番号):1100型(1100~1104)
車体構造:半鋼低床式ボギー車
最大寸法mm(長さ×幅×高さ):11,400×2,400×4,200
定員:95人
集電様式:複、前後ポール(ビューゲル改造)
製造年/廃車年:昭和11年/昭和47年
昭和11年(1936年)に新式中型ボギー車として5両購入した1100型の1台。
バンパー面から流線型となっている車両は当局唯一のもの。
当初ロマンスシート(対面席)を片面にそれぞれ3脚を設け、
その他をロングシートとし、鋼製振止式の吊革を採用する等、
モダンな車両は「ロマンスカー」とも呼ばれた。
昭和24年(1967年)ワンマン車両に改造され、
昭和47年(1972年)の市電全廃まで活躍した。
車内の様子。
壁も床も木造でモケットの座席。
マスコンの様子。
「三菱電機株式會社 製作」とある。
運賃箱には「¥20」と書かれている。
降車お知らせボタン。
「ワンマン運転の時お降りの方はこのボタンを押して下さい。」とある。
下向きのスイッチを押すタイプで、
間違って押さないように下向きになっているのだろう。
ヘッドライト。
モノアイである。
正面を横から見た様子。
集電ポールを持ち上げるロープが巻かれている。
車体番号とサボ。
3系統洲崎神社と山元町の区間を走った。
途中には横浜駅の表示も見える。
前面サボには「新発売・新ビオフェルミン」の広告が見える。