40.阪急嵐山線-松尾大社と嵐山
洛西口から桂まで行き、ここで嵐山線に乗り換える。
ゴールデンウィークということで利用客も多く、
駅員や警備員が通路を分けて誘導していた。
15:30発の電車で途中駅の松尾大社まで行く。
もともとの予定では15:12に乗ることにしていたので、
1本遅れまで遅延を圧縮出来たことになる。
松尾大社駅は相対式2面2線の地上ホームを有する嵐山線の駅である。
上下線は地下道で繋がっている。
阪急電鉄京都本線は新京阪鉄道が敷設した路線である。
京阪電気鉄道が淀川西岸に新線を敷設することを目的に、
1922年6月28日に新京阪鉄道が設立された。
嵐山線は1928年11月9日に開業した。
この時同時に“松尾神社前”駅名で開業した。
2013年12月21日に“松尾大社”に改名された。
駅名は近接する松尾大社に由来する。
因みに“松尾大社”は“まつのおたいしゃ”と読むが、
駅名は“まつおたいしゃ”と読む。
松尾大社は701年(大宝元年)に創建された、
松尾山をご神体とする神社である。
松尾大社で駅取材してそのあと終点の嵐山まで行く。
電車に乗ってから車窓を見て、
取材した駅舎意外にも札口があることに気付く。
松尾大社駅は再取材が必要である。
嵐山駅は櫛形3面2線の地上ホームを有する嵐山線の駅である。
島式ホームの2線を相対式ホームが挟む形に敷設し、
改札側が繋がった櫛形になっている。
2線のうち通常は片側だけしか使われていない。
嵐山線は1928年11月9日に開業、この時同時に終着駅として開業した。
開業当時は嵐山への観光客を見込んで6面5線の線形だったが、
思ったほど利用客が伸びずに戦後に現在の形に縮小された。
開業当時のホームは現在も残っており、線路跡には植樹されて隠されている。
京都の名勝のひとつである嵐山の玄関口であるが、
JR京都線や京福の嵐電があるため、
桂川の対岸に接続する阪急嵐山線の利用客はそれほど多くない。
嵐山の観光地に行くには渡月橋を渡って約10分の距離となる。
ここは2006年8月26日に取材済だが、
2010年10月30日に現在の駅舎にリニューアルされた。
このリニューアルした駅舎を取材するために嵐山を訪れたのだ。
ここで駅舎のみを取材して折り返しの列車に乗り込む。
帰りの嵐山線に乗り込んだ時には既に予定より早い時間になっていた。
嵐山では37分の乗り換え時間で渡月橋まで行くことにしていたが、
これを省略して帰りの新幹線の時間に合わせたのだ。