rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

驚きのズッキーニ

2012-07-01 15:08:16 | 植物たち

ズッキーニ



以前から、ズッキーニが、どう生るのか気になっていた。
近所の方が、時折持ってきてくれるズッキーニを見ながら、義母とよくそのことを話していた。
今年は、そのズッキーニを育てている。
義母が、ナスやキュウリの苗を買いに行った先のホームセンターでズッキーニの苗を見かけ、購入してきたのだ。
カボチャの仲間だから、蔓に生るのかと思いきや、なんと茎に放射状に花が咲き実が生り始めた。
なるほど、どうりで生り軸の切り口が大きいのはそのせいだったのかと合点がいった。
そういえば、”蔓なしカボチャ”という俗称を聞いたことがあったな。

実際にそのでき方、生り方は、見てみないとわからないことがある。
その連想で、”グレープフルーツ”を見てみたいとかねがね思っている。
その名の由来のように、グレープつまりブドウの房状に実が生るのだと、子供のときに聞いた。
あの黄色くて大きい張りのある果実が、たわわに房状となってぶら下がり枝をしならせているのかと想像すると、子供心にわくわくとした。
今は、画像検索でいくらでもその様子は調べがつくし、庭にある同じ柑橘類のユズの生り方を見て推測もできる。
ブドウ状とまではいかなくても、枝先に2つ3つ4つなど固まって実がつけば、枝はしなり下がり、房状と見えなくもない。
それがさらに大きな実ともなれば、圧巻だろう。
しかし、実際にその状態を間近にこの目で見る迫力は、想像では補えない。
いつかそんなときが来るのかしらと、淡い期待を捨てられないでいるのであった。

オンタリオ湖のほとりの大都市、カナダ:トロント

2012-07-01 00:39:14 | 街たち
”にじいろジーン 地球まるごと見聞録”カナダの最大かつ多民族都市、トロント。
オンタリオ湖の西岸に位置する、自然豊かな街。

多種多様な民族が暮らすこの街にあるケンジントンマーケットは、その多様なニーズに合わせた品揃え。
世界各地のチーズを300種類を取り揃えた店や、珈琲の豆も各地から取り寄せ焙煎をする念の入った店などがある。
替わって、トロント市民の胃袋を支える市場は、セントローレンスマーケット。
ここでは、名物のピーミールベーコン・サンドイッチが食べられる。
ピーミールベーコンとは、豚の肩肉にトウモロコシの粉をまぶしたもので、甘みがあり香ばしい。
それにホースラディッシュの辛味をプラスしたサンドイッチは、パンチの効いたあとを引く美味しさだとか。

カナダの先住民の料理では、バイソンの肉が多く使われる。
バイソン肉のステーキに真紅のサスカトゥーンベリーソースと、バイソンのタン入りでレッドファイブという古代小麦を使った揚げパン添えが、食べやすくて美味しいらしい。

ディスティラル地区は、もともとウイスキー蒸留所あとの赤レンガで出来た建物が魅力的なところ。
ここでは、ミルクを加えないで作るチョコレートソルベという冷たいスイーツがある。
ミルクを加えるとチョコレートジェラートになるので、チョコソルベは、カカオの香りとコクを生のまま味わうことができる。

ワンンダズパイ インザスカイというパイ専門店がある。
ここのバタータルトは、バターにメープルシロップ、レーズンを使った、素朴で深い味わい。
珈琲と一緒に食べると、格別なのだとか。

またトロントは、デザインも優れたものを生み出す。
”アンブラ”というインテリアブランドは、世界に展開され、シンプルでユニーク、使い勝手のよさがあるという。
他に、消費とリサイクルの循環を提唱することも行われている。
それを”アップサイクル”といい、古い物を使って新しいものを作ること。
そのコンセプトに基づいた”プレラブラ”という店は、古着や使われなくなったカーテンをリサイクルして作る一転もののファッションを展開している。
日本でも、着なくなった着物を再利用して洋服を作る事が以前から行われていた。
いや、さらに遡ることもできるが、用途に合わせて形を変え使い続けることは、物に対する畏敬の念の表れだ。
”アップサイクル”は、無闇に忙しかった消費行動に、歯止めをかける。
何より、今一番大切なこと。
トロントのこの行動が、世界に波及して欲しいと思う。

多様な民族が集まる都市トロント。
互いの相容れない部分を受け入れ、そして共存してきた経験を生かし、これからも新しいアイデアを発信するに違いない。