rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

台湾の台北

2013-12-28 23:18:16 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」台湾第一の都市台北。
台北の新しいシンボルの台湾101は、509メートルの世界第三位の高さを誇る高層ビル。
迪化街(パーピーリャオ)は、レンガ造りの建物が並ぶレトロなエリア。
龍山寺(ロンサンスー)は、270年以上前に建てられた、台湾最古の歴史を持つ。
度々の戦火や天災により破壊され、現在のものは第二次大戦後のものだ。
この寺院は、月下老人(イェシャーラウラン)の持つ赤い糸が縁結びのご利益があるとして、絶大な人気を持つ。
「彰藝坊」(サンイーファン)は、古典人形劇「布袋戯」(ブーダイシー)から伝統的部分を現代にアレンジした雑貨の店。
台北は、現代的な街並と古いアジアンティックな街並みと文化が同居する活気溢れる街。

では、台北のグルメ。
「福州元祖胡椒餅」(フーゾーイェンズーフージャオビン)は、豚肉の部位の違う2種類の肉と青ネギを生地でくるんで釜の内側に貼り付けて焼く饅頭「胡椒餅」(フージャオビン)が美味しい店。
パリッとした饅頭の皮と溢れ出る肉汁が、たまらなく美味しそうだ。
西門町(シーメンディン)にある「阿宗麺線」(アーソンミェンシェン)は、そうめんのように細い麺「麺線」が定評の店。
この麺は、カツオ出汁のスープで麺を煮込み、豚のモツをのせて、好みでニンニクや唐辛子・黒酢をかけてで
食べる。
「民生炒飯」(ミンシェンザォファン)は、美味しい炒飯の店としてネットで11万人から見事1番に選ばれた店。
特徴は、油を少なめに調理師、飽きのこない味にしている。
この店一押しの炒飯は、菠蘿炒飯「パイナップル炒飯」で、酸味と甘みのあるパイナップルがアクセントになり、最後に振り掛ける乾燥豚肉のそぼろが味の決め手となっている。
旅の醍醐味の中に食べることがあるが、台湾、台北は実にそそられる街である。

台北から北へ来るまで1時間にある烏來(ウーライ)は、温泉スポット。
河原に湧き出た温泉を無料で楽しめる。
温度が熱いので、すぐわきに流れる川に入って身体を冷まし、また温泉に入れる天然温泉地。
さらに北の基隆(シーロン)は、台湾北部の港町。
台湾の街のお楽しみに夜市がある。
ここの夜市は、海鮮グルメが楽しめる。
タコの足焼き、カニのから揚げもシンプルで美味しいが、台湾風おこわ「油飯」とカニスープセットが絶品。
この油飯は、油が多く硬めなので、とろみのあるスープと共に食べると食べやすい。

台湾の男性は、緑色の帽子を被らないのだそうだ。
その昔女性に養ってもらう男性は緑の鉢巻を締める慣わしがあり、それが軟弱な男性の象徴として今も残っているからなのだという。
この風習は、中国の一部にもいまだに残っているらしい。
しかし、ところによって、男達は働かず日がな一日煙草をふかしては談笑し、女達が力仕事も全て行うところがある。
それを、女性蔑視や隷属化と一方的価値基準で非難することは出来ない。
風土によっては、それが合っている場合もあるだろう。
男女平等といっても、生まれ持った体の構造による差異はあるのだし、それによる向き不向きの生じる。
その差を均一化にするのが平等ではなくて、その差を補うよう互いの長所を生かすべく力を尽くし、短所を否定しないというのが真の平等だと思うのだ。
もし女性が生活力が高いのであれば、それに遇する男性は女性を助けるべく出来ることをなすべきで、それは少しも恥じることはない。
時代と共に人の価値観や生き方は変わっていく。
台湾の男性が緑の帽子を被る日も、そう遠くないのではないだろうか。