1986年にフランスの空港で買った動物の雑誌の中にあった写真です。
ピレネーと地中海との間に位置するこの修道院は、1943年に創設されましたが、1966年に、山から来た雌犬を寄付されて飼ったのが始まりで、繁殖を始めました。
フランスのクラブの名人たちの指導を受ける幸運に恵まれ、理想的なピレニーズの作出に努力して、歴史のある犬舎の、4つの名犬舎の一つになりました。
修道院という立場から、ドッグショーには年に3回までしか出さないそうです。
夜は放し飼いにして2頭を一組にし、修道院の警護にあたらせ、120ヘクタールに及ぶ広大な領地を守っています。
夢見るような眼差しをもつ、頭部の美しいピレネーで、しかも気骨を持つ犬を理想にしているので、写真を見ても本当に魅力的です。
1986年にフランスの空港でこの雑誌を買った時には、ガビゾー犬舎は全く知らない私でしたが、今になってみると、素敵なフランスのピレネーをしみじみ眺めてしまいます。