つれづれ日記

心と目の記録

「老いる意味」の本と、犬との相性

2021-10-28 10:44:07 | Weblog

先日妹からこの本が届きました。

森村氏88歳、妹89歳で、妹プラス3歳が私です。

 

長い人世を回想する毎日の私ですが

現実の毎日はやりたいことの何分の一も出来ずに日が経ってしまいます。

終末の準備をと思いながら、洋裁の縫う予定の生地はそのままで

描く予定していた油絵は下書きだけ、

もう諦めるしかないと、ようやく覚悟を決めました。

 

「老いる意味」は人により違うのですが、色いろ考えさせられました。

 

3人の娘たちはそれぞれの生活があり、趣味も違うので

私の子供の頃に描いた絵や書、12歳から書いた日記帳や、

絵巻物は私が死んだら如何なってもよいと割り切っています。

私の両親の、100年以上前の日記帳などは弟と妹が大事に保管しています。

 

私は40歳の時ピレ二アン;マウンテンドッグ(グレートピレ

ニーズ)めぐり逢い、魅力のとりことなって、犬種について探求し

拙著「素晴らしきピレ二アン」が出版されたことで

多くの愛犬家たちとの交流ができ犬好きの私にとって誠に幸運でした。

 

二歳の頃忠犬ハチ公とふれあい、子供の頃にはコロちゃんとの生活

戦争で悲しい別れをしたけれど、私の宝でした。

 

私の犬に対する思いは一般に愛犬家にも理解できないほど

強烈な人間のようです。

他人にかみつく犬の相談を受け、その犬に会いに行った時

近寄らないで下さいという飼い主の言葉を聞きながら

犬の目を見ながら地べたを這って、犬より下から話しかけ

その犬がとても喜んだことがありました。

シャイな犬の心理を想って行動すればできることです。

子供の時動物園の猿の檻に手を入れ、傷を受けて何針も縫った時の傷は

数十年消えませんでした。嚙まれることが怖くないのですから

おかしな人間なのかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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