大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

魔法少女マヂカ・183『通学のお供はクマさん』

2020-11-07 11:20:58 | 小説

魔法少女マヂカ・183

『通学のお供はクマさん』語り手:マヂカ    

 

 

 なぜかパッカードは渋谷に出て青山通りを北西に進んでいる。

 

 高坂家のある原宿から青山の女子学習院に向かうには、後に141号線になる道を通れば真っ直ぐだ。

 三角形の一辺を通れば済むところを、わざわざ二辺通って遠回りをしている。

「あちらが宮城の方角よ」

 霧子が左の車窓を指す。

「あ……」

 ちょっとショック。

 渋谷から表参道の交差点に向かう道はきれいに整備されているけど、並木に彩られる表通りの向こうには、あかぎれがパックリ割れたように震災の爪痕が垣間見られる。

 焼け焦げて柱の残骸だけになった家々、真っ黒な骸骨のような電柱や立ち木たち、焼け縮れてまとわりついた電線、そういう街の残骸の中でも健気に立ち働く街の人たち。

 霧子は宮城の方角を示して、そういう震災の痕を見せたいんだ。原宿から真っ直ぐ進めば、そういう街の残骸の中を通らなければならない。

 松本運転手は、そういう悲惨な景色を避けて行くように言われているんだろう。

 助手席に座っているお付きのメイド(まだ名前を聞いていない)は、ちょっと肩に力を入れてまっすぐ前を向いている。我々が震災の傷跡を見ていることに屈託がある様子だ。彼女も、そういう景色を見せないように言われているのだろう。

「あ、忘れておりました」

 メイドがわざとらしく声をあげる。

「なにかしら、クマさん?」

「クマさん!?」

 ノンコが素っ頓狂な声をあげる。

「あら、紹介していなかったわね。彼女は登下校のお付きをしてくれるクマさん」

「お嬢様、使用人に敬称は不要です。どうか、クマとか虎沢とかの呼び捨てにしてくださいまし」

「わたしの主義なの、女性の使用人には『さん』を付けます」

「は、はあ、でも人の目がございますから」

「分かってる、部外者の前では心得るけど、身内の中では、そのようにします。クマさんを困らせるためじゃないから」

「は、はい、恐れ入ります」

「虎沢クマというのが彼女の本姓なんだけど、わたしは主義から敬称を付けているの。真智香さんも典子さんも倣ってくださると嬉しいわ」

「わたしも、そのほうがいい(^▽^)/」

 ノンコが明るく手を挙げる。

「あ、はい。真智香さまも典子さまもよろしくお見知りおきくださいませ」

「それで、クマさんは何を思い出したのかしら?」

「はい、殿様から今週のお小遣いを預かってまいりました」

「え、ほんと!?」

「はい、霧子さまがご登校を再開されるとお聞きになって、それならば念願のお小遣制にしようと仰せになって、お預かりして参りました。はい、車中で失礼いたします」

 クマさんは高坂家の紋の入ったポチ袋を三つ出した。

「え、わたしたちにも?」

「はい、お嬢様と同じ条件で過ごしていただきたいというお気持ちでございます」

「うれしいなあ(⌒∇⌒)、いくら入ってんのかなあ(o^―^o)」

「おい、はしたない……」

「五十銭でございます。今週は三日しかございませんので半分ですが、これからは月曜日に一円をお渡しすることになっております。それから、これがお小遣い帳で、週末には殿様にご報告していただくことになっております」

「わかったわ」

 そう言うと、霧子は通学カバンに帳面とポチ袋を仕舞うので、わたしたちも、それに倣う。

「一円……」

 貨幣価値の分かっていないノンコは寂しそうに呟く。

 

 クマさんの陰謀で、震災の傷跡には、それ以上に気をとられることなく学校に着いた。

 

※ 主な登場人物

渡辺真智香(マヂカ)   魔法少女 2年B組 調理研 特務師団隊員

要海友里(ユリ)     魔法少女候補生 2年B組 調理研 特務師団隊員

藤本清美(キヨミ)    魔法少女候補生 2年B組 調理研 特務師団隊員 

野々村典子(ノンコ)   魔法少女候補生 2年B組 調理研 特務師団隊員

安倍晴美         日暮里高校講師 担任代行 調理研顧問 特務師団隊長

来栖種次         陸上自衛隊特務師団司令

渡辺綾香(ケルベロス)  魔王の秘書 東池袋に真智香の姉として済むようになって綾香を名乗る

ブリンダ・マクギャバン  魔法少女(アメリカ) 千駄木女学院2年 特務師団隊員

ガーゴイル        ブリンダの使い魔

※ この章の登場人物

高坂霧子       原宿にある高坂侯爵家の娘 

春日         高坂家のメイド長

田中         高坂家の執事長

虎沢クマ       霧子お付きのメイド

松本         高坂家の運転手 

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まりあ戦記・033『ウズメの出撃初め』

2020-11-07 06:19:18 | ボクの妹

戦記・033
『ウズメの出撃初め』   




 あたし専用の非常呼集とは言え、みんな無関心すぎる。

 こんなにアラームと、あたしの官姓名を連呼しているんだ、立ち止まったり、モニターに注目したりがあってもいいと思う。
 通路で出会う隊員たちは、みんな日常勤務の顔をしているし、持ち場に急ぐ姿も見られない。
 徳川曹長だけが――大変だね――というような顔をしていたけど、やはり、これから戦闘配置という緊張感ではない。

「この非常呼集は、まりあとスタッフにしか聞こえない」

 ハンガーで待っていたお父さん……司令は、ついでのように言った。
「え、こんなにけたたましいのに?」
「おまえの腕に埋め込まれたチップが、直接おまえの脳に働きかけて、アラームや非常呼集を感じさせるんだ」
「え、そうなの?」
「レギュラーなアラームを鳴らすと、それだけでヨミに感知されてしまうんだ。ベースから出撃するまでは知られないにこしたことはないからな。それと……」
 司令は、あたしの早足に付き合いながら、新しいシステムのあれこれを説明してくれて、いつのまにかウズメのハンガーまで来てしまった。
「あの、この先はコネクトスーツの装着室なんだけど」
「分かってる」
「あの、えと……」
 コネクトスーツを装着するためには、いったん素っ裸になる。体育の授業のように肌を見せないように着替えるのとは違うんだ。
「コネクトスーツのモデルチェンジをやったんだ、装着するところから見ないと良し悪しが分からん」
 司令は控えのブースで腕組みをした。
 装着エリアは透明な電話ボックスのような形をしていて、外からは丸見えなのだ。司令は職業的な無表情だけど、やっぱ恥ずかしい。

 えい。

 五秒で素っ裸になり、身体をニュートラルにしていると、三か所からマジックハンドが出てきてコネクトスーツを着せてくれる。
 最後に胸のボタンを押すと、スーツの中に籠っている空気が強制排出されて、スーツが肌に密着する。
 今度のは、前のよりもきつい感じがするけど、密着感がハンパじゃなく、もう一枚皮膚が増えたような気がする。
「女らしい体つきにになったなあ」
「あ、あのね……(#´o`#)」
 司令の一言に文句を言おうとしたら、シュパっと音がしてウズメのコクピットにリリースされる。

 グゴゴゴゴ……

 ウズメが出撃のために射出姿勢をとる。ニュートラルからはわずかな姿勢変更で、最初のころは感じなかったが、跳躍する寸前のタメの姿勢に自分自身も投資が漲ってくるのが分かる。

 この感じ……好きかも。

 シュパーーーーーーーーーン!!

 リリースの五秒後に電磁カタパルトで射出されると、あたしと一体化したウズメは、たちまち高度10000に達した。

 見える前に感じた。
 
 今年最初のヨミは七体。数は多いけど最初に出遭ったタイプと同じだ。
 これならウズメの固有武器であるパルスガで片づけられる。ただ、相手が多いので囲まれてはやっかいだ。
 あたしは、ヨミたちの前を掠めるように加速し、ヨミたちが一体ずつバラけるようにした。
――パルスガ攻撃は最終手段だ。カルデラの周囲に格納されている携帯ウェポンを使うんだ――
「それじゃ時間が掛かる、下手をすれば市街地に被害が出る」
――出ても構わん、言われた通りにしろ――
「ラ、ラジャー」
 箱根のことを思い出した。システムの組み換えをやって、直接ヨミの始原体を攻撃し、高い成果を出したが、携帯ウェポンを一切使わなかったので、当局からクレームが付いて、以後実施できていない。
 特務師団はヨミのせん滅が任務だが、軍事産業のレーゾンデートルを否定するわけにはいかない。
 非効率的だけども携帯ウェポンを使わざるを得ないのか……。

 反転急降下すると、カルデラ外のB点を目指す。ウズメ用のレールガンを取り出す。
 装着に二秒のタイムラグ、ヨミ二体がウズメを射程に入れ、パルス弾を発射した。
 避ける以外に手はない。
 しかし、避けてしまうと、射線の向こうに首都大学のカルデラキャンパスがある。

 考える前にパルスガを発射。

「あれ、ただのパルス弾だ」
 パルスガに比べると二段階威力の弱いパルス弾は、軸線上のパルス弾を無効化したが、一発がカルデラキャンパスに着弾してしまった。
「どうしてパルスガにならないの!」
 レールガンは八発しか発射できない。バッテリーがもたないのだ。
 八発では、ヨミ一体の装甲を撃ち抜くことしかできない。それも全弾命中してのことだ。

 ヨミは装甲が厚すぎるせいか小回りがきかない。

 それを利用して何度も捻りこみをかけ、少しずつ攻撃し、ヨミの装甲を一体ずつ削り、時間を稼いでは、C点からP点までの携帯ウェポンをとっかえひっかえ使い、四十五分後に六体のヨミを撃破。一体は逃走した。
――ご苦労、帰還せよ――
 司令の声がして、ウズメをターンさせると、あたしは息を呑んだ。

「これって……」

 カルデラの内外に五本の煙が立ち上っていたのだった。

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ポナの季節・87『夏の始業式』

2020-11-07 05:59:11 | 小説6

・87
『夏の始業式』
        


 

 どうしてだろう、普通に制服着て家を出た。

 まだ二日だけど、SEN48のライブの仕込みに加わって着替えるということが身についてしまった。

 それまでの夏はほとんどパジャマと部屋着兼用のスウェットで過ごしていた。あらかわ遊園に行くときはデニムの上下、もう何か月も、その二着で過ごしてきた。
 ライブの仕込みと撤収で、Tシャツだけど日に三回は着替えた。ライブの間は緊張して意識しなかったが、夏は着替えるという当たり前の習慣を蘇らせていた。

 着替えると、その服にふさわしい場所に足が向く。

 向いた先は学校だ。

――何かあるかなあ……――
 さすがに教室に入る時は緊張したけど、みんな夏のことなどには関心がなく話しかける者もいなかった。
――……これをシカトだと思っていたんだなあ――
 他人事のように感じた。クラスのみんなは、それぞれの夏休みのあれこれに話しの花が咲いている。

「おい、T自動車のCM観たか?」
「あ、SENなんとかってユニットだろ、もう十日ほど前からやってる」
「ちがう、新バージョン」
「ああ、あたし知ってる! 新バージョン、メンバーの日常なんかが出てくるのよね」
「みんな、かわいくてカッコいいのな。おれ惚れちゃった」
「ハハ、中坊が高校生にか」
「いいものはいいんだ!」
「かわいく見えるように撮ってんのよ。あの子たち、まだアマチュアじゃんよ」
「なんだ、妬いてんのか」
「なによ!」

――ちがう、ほんとにかわいくてカッコいいんだ。そばにいるとよく分かる、裏から見てると、もっと分かる――

「夏の始業式は講堂でやっても暑い~!」
 そう愚痴ると奈菜はスカートをパカパカやった。
「階段降りながらやるんじゃないわよ、中が見えちゃうわよ」
「いいじゃん、みんな女なんだからさ」
「そう言う問題じゃないでしょ」
 講堂の階段を下りながらポナと奈菜が言いあっていると、由紀と安祐美が駆け上がってきた。
「M企画の田中さんから電話!」
「田中ディレクター?」
「うん、この時間帯携帯使えないから直接学校に、たった今」
「なにか緊急?」
「なんだかCMのことで記者会見やるんだって!」
「Tホテルに午後三時だって」
「新バージョンになにか問題でもあったのかな……」
「ううん、なんだかいいことみたい。田中さん、声が弾んでた!」
「弾んでた?」
「きっといいことなんだ!」
 奈菜が無邪気に喜んだ。

 夏休みは終わったけれど、ポナたちの夏は、まだまだ熱くなりそうだった。


☆ 主な登場人物

父      寺沢達孝(60歳)   定年間近の高校教師
母      寺沢豊子(50歳)   父の元教え子。五人の子どもを育てた、しっかり母さん
長男    寺沢達幸(30歳)   海上自衛隊 一等海尉
次男    寺沢孝史(28歳)   元警察官、今は胡散臭い商社員、その後乃木坂の講師、現在行方不明
長女    寺沢優奈(26歳)   横浜中央署の女性警官
次女    寺沢優里(19歳)   城南大学社会学部二年生。身長・3サイズがポナといっしょ
三女    寺沢新子(15歳)   世田谷女学院一年生。一人歳の離れたミソッカス。自称ポナ(Person Of No Account )
ポチ    寺沢家の飼い犬、ポナと同い年。死んでペンダントになった。

高畑みなみ ポナの小学校からの親友(乃木坂学院高校)
支倉奈菜  ポナが世田谷女学院に入ってからの友だち。良くも悪くも一人っ子
橋本由紀  ポナのクラスメート、元気な生徒会副会長
浜崎安祐美 世田谷女学院に住み着いている幽霊
吉岡先生  美術の常勤講師、演劇部をしたくて仕方がない。
佐伯美智  父の演劇部の部長
蟹江大輔  ポナを好きな修学院高校の生徒
谷口真奈美 ポナの実の母
平沢夏   未知数の中学二年生

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かの世界この世界:125『純金の四号では戦えないぞ』

2020-11-07 05:50:24 | 小説5

かの世界この世界:125

『純金の四号では戦えないぞ』語り手:テル       

 

 

 鋼鉄でできているはずの四号は純金になってしまっていた。

 

 半信半疑で砲塔の端っこを削って分析すると純度99.6%の金に変わってしまったのだ!

「プレパラートの仕業なのかなあ(;'∀')」

「下級クリーチャーのくせに生意気なことをする」

 ロキとケイトはイッチョマエに腕組みしているが事の深刻さは分かっていない。

「すべて純金になってしまったのなら動かせないぞ」

 タングリスは参った様子で四号のあちこちをチェックする。わたしもブリュンヒルデも加わって二分もしないうちに完了した。

 転輪と誘導輪の被覆ゴムとペリスコープの防弾ガラス、照準器のレンズ以外は全て金に変わっていた。

「金だとだめなの?」

 ケイトが素朴な質問をする。

「金は重くて柔らかい、動かしたら荷重のかかるところが折れるか曲がるかしてしまう。装備もチェックしておこう」

 調べてみると剣や拳銃、ナイフにベルトのバックルからボタンに至るまで金に変わっている。

「これでは、まともに戦えない」

「そう? なんだかきれいだけど」

 ケイトが試しに弓を持ち上げるが、子どもの体重ほどになった弓は両手で持ち上げるのがやっとで、とても矢を射られるものではない。わたしの剣も言わずもがなだ。

「これだけの金を売ったら、ヴァイゼンハオスも楽になるだろうなあ……」

 ロキが古巣を思い出してため息をつく。普段は口にしなくなったが戦災孤児院の仲間や先生の事は忘れられないのだろう。ヘルムのことが片付いたら考えてやらねばならないだろう、ブリュンヒルデのブァルハラ行きを優先するか、ロキのユグドラシル行きを先にするかを……。

「ここから先は、各自の戦闘術と魔法を頼りに進むしかないだろう」

「姫、わたしも同意見です。しかし、そのためにはロキとケイトは連れてはいけません」

 ロキとケイトが心外だという顔をしする。

「俺たちも連れてってよ、仲間なんだから」

「おまえたちは、まだ未熟だ」

「いままでいっしょに戦ってきたじゃないか!」

「ああ、しかし、我々も二人を護りながら戦って倒せる相手とは思えない、あのヤマタの神はな」

「そんなの、やってみなきゃ!」

「分かるんだ。このタングリス、伊達にトール元帥の副官をやっているわけではないぞ」

「ロキ、おまえはユグドラシルに戻ってお母さんに会わなきゃならないだろう」

「そ、それは……」

 可愛そうだが、痛いところを突いてやるしかない。

「だったら、わたしは!」

 ケイトが口を尖らせる。

「弓が使えなければ、駆け出しのヒーラーでしかないだろう」

「それでもヒーラーだもん!」

「ヤマタは強敵だ、ケアルしか使えないのでは自分一人の回復もままならないぞ。それに、おまえは……」

 あ…………(;゚Д゚)

 思わず顔を見合わせた。

 わたしとケイトには大事な任務があったはずなのだが、思い出すことができない。

「……なにか現れるぞ!」

 ブリュンヒルデの声にわたしとタングリスが前に出てロキとケイトを護る形になる。この反射的な行動は百の説得よりも有効だ。ここではロキとケイトは庇護される対象なのだ。

 四号の後ろ十メートルのところにシミのように浮き出した影は人の形をとりはじめた……。

 

☆ ステータス

 HP:11000 MP:120 属性:テル=剣士 ケイト=弓兵・ヒーラー

 持ち物:ポーション・80 マップ:9 金の針:5 所持金:1500ギル(リポ払い残高20000ギル)

 装備:剣士の装備レベル45(トールソード) 弓兵の装備レベル45(トールボウ)

 技: ブリュンヒルデ(ツイントルネード) ケイト(カイナティックアロー) テル(マジックサイト)

 白魔法: ケイト(ケアルラ) 

 オーバードライブ: ブロンズスプラッシュ(テル) ブロンズヒール(ケイト)

☆ 主な登場人物

―― かの世界 ――

  テル(寺井光子)    二年生 今度の世界では小早川照姫

 ケイト(小山内健人)  今度の世界の小早川照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる

 ブリュンヒルデ     無辺街道でいっしょになった主神オーディンの娘の姫騎士

 タングリス       トール元帥の副官 タングニョーストと共にラーテの搭乗員 ブリの世話係

 タングニョースト    トール元帥の副官 タングリスと共にラーテの搭乗員 ノルデン鉄橋で辺境警備隊に転属 

 ロキ          ヴァイゼンハオスの孤児

 ポチ          ロキたちが飼っていたシリンダーの幼体 82回目に1/6サイズの人形に擬態

―― この世界 ――

 二宮冴子  二年生   不幸な事故で光子に殺される 回避しようとすれば光子の命が無い

  中臣美空  三年生   セミロングで『かの世部』部長

  志村時美  三年生   ポニテの『かの世部』副部長 

 

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