あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

トルコ・世界遺産イスタンブール歴史地区②(アヤソフィア)

2010-07-23 22:50:36 | トルコ旅行
 今日は、1年でも最も暑いといわれる二十四節季の一つ「大暑」。わが所沢市内も、
梅雨明けから今日までの1週間、連日35℃前後の猛暑に「対暑」しながらの毎日
です。

 この1週間は熱中症にならぬよう、日中はもっぱら家の中で過ごし、お陰で溜まっ
たままだった本棚の周囲の片付けが結構進みました。

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 2010年5月23日(日)午後訪ねた、イスタンブール旧市街にある歴史地区の世界
遺産、アヤソフィアを紹介します。

 アヤソフィアは、ビザンツ建築の最高傑作といわれ、ギリシア正教の大本山になっ
たり、イスラム寺院に姿を変えたりした、イスタンブールの象徴ともいえる建物です。

 現在の建物は、537年に時の皇帝、ユスティニアヌスの命により、6年近くかけて
完成した、ビザンツ様式の大聖堂です。

 波乱に満ちた歴史を経て1934年、トルコ共和国初代大統領アタテュルクにより、
博物館として一般公開されるようになりました。

 ここがアヤソフィアの入口です。


 中に入ると、まず天井の高い大きなドームに目を奪われます。

 
 真下から見上げた中央の大ドーム。直径は31mあり、ロドス島で造られた軽い
レンガで出来ているようです。




 下から見上げる2階の回廊と柱。




 北側から石畳のスロープを上がると、2階の回廊を巡ることが出来ます。2階から
見下ろす1階中央部。


 1階の吹き抜けを挟んで、反対側の回廊。


 2階の窓は高く、私の背丈では直接見ることは出来ませんが、デジカメを手の上に
かざして撮った外壁など。


 2階には、モザイク画が幾つもの凝っていました。モザイク画は、ガラスや大理
石、金などを細かく砕いたものを、漆喰で固めた部分に埋め込んでいくとのこと。
耐久性に優れているので、長い年月を経ても美しさは変わらないようです。

 「聖母子と皇帝家族」と呼ばれるモザイク画。中央に幼いキリストを抱くマリア、
左は金貨の入った袋を持つ皇帝アレクシス、右は目録を手にした皇后イレーネ。


 こちらは「キリストと女帝ゾエ夫妻」と呼び、中央にキリスト、左は金貨の入った
袋を持つ皇帝コンスタンティヌス9世モノホマスと、右は目録を手にした皇后ゾエ
が描かれています。


 これも2階の高窓から見た、アヤソフィアの壁面の一角。


 出口が近くなりました。


 南出口近くの天井に描かれたモザイク画「聖母子に献上する皇帝」。10~11世紀
初頭のもので、中央に幼いキリストを抱くマリア、右はコンスタンティノーブル(現在の
イスタンブール)の町を献上するコンスタンティヌス1世、左はアヤソフィアを献上する
ユスティ1世とのことです。

 1時間近く観覧して、アヤソフィアを出ました。

 南側の公園を隔ててふり返るアヤソフィア。


 イスタンブールを代表する景観の一つです。
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