あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

トルコ・世界遺産カッパドキア①

2010-07-17 22:19:16 | トルコ旅行
 関東甲信越地方も、今日、7月17日(土)に梅雨明けの発表がありました。しばら
くは暑さが続きそうですので、外出の際には熱中症に十分ご注意を…。

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 2010年5月22日(土)は、トルコ中部の世界遺産、カッパドキアをめぐりました。



 カッパドキアは、トルコ中部・アナトリア高原の中央部に広がる、大奇岩地帯です。
キノコのような岩に代表される奇岩の続く不思議な景観や、奇岩の中に残っている
数多くのキリスト教壁画、地下何十mに掘り下げられた地下都市などがあります。

 カッパドキアには、紀元前8000年ころには人間が住み始めたとか。紀元前15~
12世紀には、オリエントで強大な帝国だった、ヒッタイト王国の中心地として栄えま
した。

 紀元後4世紀には、ビザンチン帝国の領土となり、この地に移住してきたキリスト
教徒により、岩窟住居が建設されました。

 11世紀にはイスラムの支配下になりましたが、キリスト教徒はその後も暮らし続
けていたようです。しかし1923年にトルコ共和国が建設され、隣国ギリシアとの
間で住民交換が行われて、キリスト教徒は姿を消したようです。

 それでは、南北約50㎞に広がるカッパドキアの中で、幾つか回った観光の中心
地の様子を紹介しましょう。

 カッパドキア地方で最大の町、ネヴシェヒルから、最も高いところにある村、ウチ
ヒサールを経て、さなざまなキノコ岩の見えるギョレメに向かいました。

 ウチヒサール付近。


 ウチヒサールの中心にある巨大な岩。

 敵の侵入を防ぐための城塞として利用されていたものです。





 昼食は、カッパドキアの北端に近い高台のレストランでした。レストランの駐車場
から見えた大岩。


 バスで10分ほどの、テヴレントにあるラクダ岩。


 カッパドキアの代表的景観、キノコ岩が並ぶパシャバー地区。

 動物が立っているようにも見えませんか…。




 このような地層は、数億年前に起きたエルジェス山の噴火で造られたものとか。
火山岩と溶岩が数百mずつ積み重なった後、凝灰岩や溶岩層になり、その後も風雨
に打たれて浸食が進み、固い部分だけが残って、このような形になったようです。 

 このあたりは皆、キノコのようです。



 どこを見ても、飽きない眺めでした。




 各々の地域の駐車場周辺には、観光客目当ての土産物店が並んでいました。


 (続く)
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