あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道から見える海①

2010-07-29 19:12:33 | 四国遍路あれこれ
 トルコ・イスタンブールのクルージングの様子をご覧いただいたので、その後は、
日本国内の海、それもこの2~3月に歩いた、3度目の四国遍路の道筋で見た海
の様子をご紹介します。

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 徳島県の1番霊場霊山寺(りょうぜんじ)を出発した後、数日は吉野川やその支
流の鮎喰川(あくいがわ)沿いを回るので、海を見ることはできません。

 最初の海は7日目の2月25日(木)、徳島県美波町(みなみちょう)の田井ノ浜
でした。

 ここは、当時放映中だったNHK総合TVの朝のドラマ「ウェルかめ」にも登場した
ところです。

 きれいな砂浜は、格好の海水浴場のようで、猛暑の昨今は賑わっていることで
しょう。

 まだ寒かった当時は、人っ子ひとり見えませんでした。


 これも、田井ノ浜からの風景です。


 次は翌日2月26日(金)、同じ美波町の次の集落、木岐(きき)の漁港付近。


 木岐漁港の外れまで回ると、一人の女性が海に入って海藻を採っていました。


 海沿いの遍路道から、山座峠を下って恵比寿湾沿いに出ます。


 23番薬王寺に参拝した次の日、2月27日(土)、牟岐(むぎ)駅前の民宿を出発
して別格4番鯖大師に向かいます。

 牟岐警察署の近くから遍路道に入り、大坂峠越から番外霊場草鞋(わらじ)大師
近くに下って行きました。昨日の雨は上がりましたが、向こうの山にはまだ雲が…。


 海も、昨日の雨の名残で、かなり波立っています。


 国道55号の南側の遍路道に入り、松坂峠を越えて海岸に出ました。この海岸
を350mほど進みます。国道に上がれば、間もなく別格4番鯖大師です。


 鯖大師を過ぎ、国道55号は大砂海岸沿いになります。洗濯板のような岩場は、こ
の先、高知県内にあるのと同様、地震により隆起したのではないかと思われます。


 徳島県最後の町、海陽町に入り、那佐湾の横を通過します。幅200~300mくら
いの川のようなところが、2.5㎞近く続いていました。


 高知県東洋町に入り、2月28日(日)は室戸岬を目指し、向こうに見える幾つか
の小さい岬を次々に回って行きます。


 室戸市に入って佐喜浜港を過ぎると、前方に巨岩の並ぶ岬が近づきました。


 そばまで行くと、1番海側の2つの岩にしめ縄がかけられています。夫婦岩と呼
ばれるところで、傍らに東屋やトイレも設けられていました。

 この日は、チリ地震津波の警報が出ていたので、この辺りでは始終海を見ながら
注意して進んでいました。幸い、津波の影響はほとんどありませんでした。 

 夫婦岩から、室戸岬にある24番最御崎寺(ほつみさきじ)までは、あと12㎞余り
です。  (続く)
コメント
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