電文はさまひさんからだった。
途中の停車駅で出勤前に立ち寄って逢ってくれるのだろうか?
お互い住んでいる所が離れているので逢うのは熱海での飲み会の時くらいだ。
一分程でも旅の途中で会えたら楽しい。
翌朝になりさまひさんと会う事が最後のネタとなった訳だが列車は線路上に止まり遅れていた。私のいる個室は踏切のちょうどど真ん中となってしまい、いつまでたっても開かない踏切を待つ人達を前に気まずい思いをする。
さまひさんは出勤前だろうから列車があまり遅れては待てないのでは…
隣のおばさん達は相変わらずうるさい。
車内放送で列車が遅れている理由では前を走る別の機関車の故障の影響らしい。 駅ホーム後ろで列車を待っているであろうさまひさんに遅れる旨をメールする。
この時既に一時間は遅れていた。
前に誰かが長距離列車の欠点として一度遅れると多くの列車に影響が出る、と聞いた事を思い出した。今頃も列車運行を調整する方々は苦労されている事だろう。
やっと 駅を出たので指定通り列車の最後尾に移る。
特急列車は快調に走る。
さまひさんはまだ待っていてくれるだろうか…
不安に思ったその時だった
なんの変哲もない踏切を通過した際に視界の左にカメラを構えた人影が見えたのだ
ほんの一瞬だった
その人影がこちらに向かい手を振った
あっ…
その姿はさまひさんだった
てっきり駅で短い停車時間のみの再開だと思って油断した私はまさに虚を突かれた
すぐに手を振りかえしたと同時にシャッターを切った
でも遅かった(全く見えません)
この一瞬の為にさまひさんは賭けていたのだ
帰宅したパソコンにその時の写真が送られてきていた。
真ん中に突っ立っているのが私ですが見事に気付いていません(笑)
右手に持っているのはカメラ
『駅で会うよりこういう一瞬のほうがドラマチックかとおもいまして(笑)』
ちょっと遠く離れた所に住んでいるで、こんな時でもないと逢えない。普通なら駅での1分間の再会に賭けるのだろうがあえて一瞬の再開を狙ったさまひさん。
実に渋い!♪
後日、再会したさまひさんから大きく引き伸ばした富士号の写真をもらった。
その姿は私が小学生の頃に憧れたブルートレイン富士号の写真だった。同世代の方なら分かるかもしれないが当時のブルートレインブームの際はおもちゃ屋にも特急列車の写真が売っていた。
で?この写真は?
『彩雲さんが乗っていた富士号そのものですよ(笑)』
なんと!・・・
普通、旅に出て自分が乗っている列車そのものの写真なんて撮れません。
小生、感動しました(涙)
そして列車は丹那トンネルに入った。
このトンネルを抜けると・・・・
営業を終えてしまった西熱海ホテルが見える
西熱海ホテルのベランダから眺めていたのが今回は逆からホテルを見上げるのだ。
解体が迫っているのでその雄姿を見られるのも今回が最後かもしれない。
トンネルを出たらすぐに写真を撮るつもりで通路に出てカメラを構える。
隣のおばさん達が不思議そうに見ている(当たり前だ)
しかし不覚にもフラッシュの設定になっており反射してしまった(涙)
急いでフラッシュを切り写真を撮った
一部に電気が点いているのは解体に向けて作業をしているのだろう
結局列車は一時間以上遅れて横浜駅に着いた。
さて、20回に渡り大分旅行を書いてきましたがやっと今回で終わりです。
あれから既に半年が経ってしまいました。
なかなか書く事が出来ず、なおかつ簡単には済ませられない性格なので
時間が経ってしまいました。
つたない日記にお付き合い戴きありがとうございました。
途中の停車駅で出勤前に立ち寄って逢ってくれるのだろうか?
お互い住んでいる所が離れているので逢うのは熱海での飲み会の時くらいだ。
一分程でも旅の途中で会えたら楽しい。
翌朝になりさまひさんと会う事が最後のネタとなった訳だが列車は線路上に止まり遅れていた。私のいる個室は踏切のちょうどど真ん中となってしまい、いつまでたっても開かない踏切を待つ人達を前に気まずい思いをする。
さまひさんは出勤前だろうから列車があまり遅れては待てないのでは…
隣のおばさん達は相変わらずうるさい。
車内放送で列車が遅れている理由では前を走る別の機関車の故障の影響らしい。 駅ホーム後ろで列車を待っているであろうさまひさんに遅れる旨をメールする。
この時既に一時間は遅れていた。
前に誰かが長距離列車の欠点として一度遅れると多くの列車に影響が出る、と聞いた事を思い出した。今頃も列車運行を調整する方々は苦労されている事だろう。
やっと 駅を出たので指定通り列車の最後尾に移る。
特急列車は快調に走る。
さまひさんはまだ待っていてくれるだろうか…
不安に思ったその時だった
なんの変哲もない踏切を通過した際に視界の左にカメラを構えた人影が見えたのだ
ほんの一瞬だった
その人影がこちらに向かい手を振った
あっ…
その姿はさまひさんだった
てっきり駅で短い停車時間のみの再開だと思って油断した私はまさに虚を突かれた
すぐに手を振りかえしたと同時にシャッターを切った
でも遅かった(全く見えません)
この一瞬の為にさまひさんは賭けていたのだ
帰宅したパソコンにその時の写真が送られてきていた。
真ん中に突っ立っているのが私ですが見事に気付いていません(笑)
右手に持っているのはカメラ
『駅で会うよりこういう一瞬のほうがドラマチックかとおもいまして(笑)』
ちょっと遠く離れた所に住んでいるで、こんな時でもないと逢えない。普通なら駅での1分間の再会に賭けるのだろうがあえて一瞬の再開を狙ったさまひさん。
実に渋い!♪
後日、再会したさまひさんから大きく引き伸ばした富士号の写真をもらった。
その姿は私が小学生の頃に憧れたブルートレイン富士号の写真だった。同世代の方なら分かるかもしれないが当時のブルートレインブームの際はおもちゃ屋にも特急列車の写真が売っていた。
で?この写真は?
『彩雲さんが乗っていた富士号そのものですよ(笑)』
なんと!・・・
普通、旅に出て自分が乗っている列車そのものの写真なんて撮れません。
小生、感動しました(涙)
そして列車は丹那トンネルに入った。
このトンネルを抜けると・・・・
営業を終えてしまった西熱海ホテルが見える
西熱海ホテルのベランダから眺めていたのが今回は逆からホテルを見上げるのだ。
解体が迫っているのでその雄姿を見られるのも今回が最後かもしれない。
トンネルを出たらすぐに写真を撮るつもりで通路に出てカメラを構える。
隣のおばさん達が不思議そうに見ている(当たり前だ)
しかし不覚にもフラッシュの設定になっており反射してしまった(涙)
急いでフラッシュを切り写真を撮った
一部に電気が点いているのは解体に向けて作業をしているのだろう
結局列車は一時間以上遅れて横浜駅に着いた。
さて、20回に渡り大分旅行を書いてきましたがやっと今回で終わりです。
あれから既に半年が経ってしまいました。
なかなか書く事が出来ず、なおかつ簡単には済ませられない性格なので
時間が経ってしまいました。
つたない日記にお付き合い戴きありがとうございました。