あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

横浜ホテルニューグランド 5

2011-12-01 20:30:16 | ヨコハマ


翌日。
朝食付きのプランで洋食バイキングと和食を選べるのですが「和食」にして良かったです。

かつてフランス料理のレストランがあった階もかつての面影は全くなかった。

(かつての五階レストラン スターライトグリル)

食後に山下公園を散歩しようと表に出てみました。

 

親と山下公園を歩くのは約30年ぶりだ。
子供の頃は貨物線のレールが引かれていた為に地下道をくぐって公園内に入ったし樹木が多かったっけ。

「山下公園に地下道?」昔からの横浜市民なら覚えているかと思いますが

地下道の画像資料はこんなのしかなくて・・高架だけではなくて貨物線は下に引込み線もあり

それ故山下公園の入り口は地下になっていたのですがこの写真で分かります?

真ん中の四角い屋根が地下道出入り口。その地下道は薄暗くて嫌なイメージがありました。

 

母「横浜に住んでいてもこんな時間に山下公園に来る事なんかないわね」

天気の良い穏やかな日の山下公園。

何年、何十年後に親を連れて歩いた今日の日を懐かしく思い出すのでしょう。

ホテルを出る際に私が研修していた時からドアマンとして働いている方(昭和45年入社)に聞いてみたい事が

あった。

ほぼ毎日、ドアマンがエンジンをかけて旧玄関に飾っていた白い外車はどうなったのか?

残念ながら廃車になったそうだ。
私の車を見て
「やっぱり車はエンジンを掛けるだけじゃなくこの車みたいに走らせないとダメ」

その白い外車は「パンサー」と言った。

20年前にお世話になったこと

その自分は今同じドアマンとして働いている事を告げるとそのベテランドアマンは

微笑み右手を差し出した。

「いつかは親をニューグランドに」

そう思っていた旅が実現出来てホッとした。

 少なくとも「あの時に連れて行っておけば」

と後悔する事が一つは減ったかな。

そして自分自身の20年を振り返る旅でした。


 

  「変えなければならないモノ 変えてはならないモノ」

先月の研修でこの言葉を聞いた時、ニューグランドが浮かびました。

20年前のニューグランド実習時に

「殆どの社員は本館の改装に反対だけれど社長、役員が変えたがっている」と

ある社員が嘆いていた。

「クラッシックホテル」を売りにはしているが往時の姿を残しているのは外壁と

二階ロビー、階段の一部でしかありません。

左 現在の横浜ホテルニューグランドの荷物タッグ 右 20年前の荷物タッグ。

おわり

 

コメント (9)
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