どれくらいタクシーが好きなのかというと
現在のクルマでもクラウンコンフォートのオレンジ色の車体を見ると
目で追ってしまう程なので
それほどの事ではない
どんな旧車が好きなのかというと
「4ドアセダンの低グレード車」なので
これもそれほどではない、と思う
しかし
その二つが合わさってしまうと正常ではいられない
以前にご紹介いたしましたクラウンRS40元個人タクシーのLPG車、ガス車、プロパンカー。
他のどのクルマよりも再会を望み
その後どうなったのか
常に気になる存在だったのがこのクラウンだ
今回来ているとは思わなかった
もっとも気になっていたのが後部の・・・
リアガーニッシュだ
外されて本来の姿に戻っていた
個人タクシー現役時に当時のオーナーさんがデラックス車の部品を各所に後付けしていた為です
「これだよ!これぇ!!」
『いだてん』の役所広司さんみたいな事を心の中で叫んでいた
光物が少ない低グレードの車体にトヨペットのエンブレムが輝く
(以前にも言ったような気もするが)
昔の映画を観ていればお分かりいただけるだろうか、と思うが
昔はクルマといえば私有車よりもタクシーばっかり。
しかし現在
あれだけいた往時のタクシーは全く残っていない
隣に二台の初期型RS41がいたのだが
見るのを忘れてしまった
この姿と佇まいに
あれだけ好きだった涙目RS41がこの後期RS40と比べると
その存在感も霞んでしまう程だった。
シートも元のビニールレザーに戻っていた。
さすがです。
この営業用車が残っている、という事は本当にスゴイ事なんですよ!
ところで話し変わるが今季のドラマは「G線上のあなたと私」が私的には一番面白い
ダッシュボード上の空車表示も懐かしい・・・
子供頃、タクシーといえばこの赤く丸いのが付いていて羨ましかった。
旧車天国時代にはなかったハーフキャップ(お椀キャップとも言う)が備わっていました。
コルト1100はデラックスでもハーフキャップです。
でもハーフキャップの方が好きです
終わり間際になってオーナーのNさんに声を掛ける事が出来ました。
旧車天国時にお会いした小生の事を覚えて下さってくれました。
あれからの事を色々とお聞かせしてもらいましたが
驚きの連続でした。
あまり書いては失礼かと思い割愛しますが山口県まで積載車で
タクシー車だったクラウンを部品どりでほぼ一台引き上げたそうな。
このシートはその車からの移植で一般車の低グレードとも違うものだそうです。
図々しくも車内を見せて頂きました。
前述しましたが60系クラウンの座席もだったのだが
60系クラウン時代
雰囲気がすっかり変わりますね。
初乗り料金も¥470から新車だった昭和42年の100円に戻してました。
憧れの昭和42年営業車の運転席廻り
料金メーターが備わっています。
前回にピンボケしてしまった自動ドアスイッチ
見事に今回も失敗・・・
料金メーターはコルトにも付けたいけど邪魔だろうな
運転席はセパレートからベンチシートに戻り
当時ものの営業車用の座席カバーが被さっています。これもスゴイです。
休憩中(お食事中でした)にお話しを伺い車内までガン見させて頂きお礼を言うと
「いや、見られてなんぼのクルマですから(笑)」
本当に紳士でした。
今回このクルマに再会出来た事が何よりも嬉しかったです。
しかしまだ【つづく・・・】