サラシナショウマ テンナンショウ
穏やかな秋晴れです。
久し振りに森林公園を歩きました。あまり天気が良いので少し遠回りをしました。
朝夕が冷たいせいでしょうか、少しずつ紅葉が始まっていました。
サラシナショウマが清楚に咲いています。
テンナンショウも赤くなっていました。
久し振りの森の中は、あまりにも素晴らしく中々前には進めません。
我が家の庭の花木とお喋りするように、話しかけてみました・・・どうでしょう、ちゃんと答えてくれます。
通じるものなのですね。嬉しくなってしまいました。
「トリカブト」も可愛く咲いてます。こんなに可憐な花なのに「猛毒」とは・・・信じられないような気がします。
あちら、こちらと眺めながら歩いて行くと「チョッとチョッとまって!」微かに聞こえてきました。
草叢で虫たちがすだいています。
「コロコロ」と透き通るようにきれいな声はコウロギでしょう・・・
「ギ~ッチョン」あれはキリギリスですね・・・
やはり、秋は忍びよって来たのです。
森の中を歩いていると色んなことが、頭のなかを駆け巡ります。
《きりぎりすなくや鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしき独りかもねん》
子供の頃に意味も判らず覚えた百人一首です。
後京極摂政前太政大臣(藤原良経)が詠んだ歌です。
38歳で急死暗殺されたとも言われています。
しんと静まりかえった秋の夜にコオロギの音がきこえる・・・
何れにしても、秋は寂しいものです。