あなた
久しぶりに続いたお陽さんです。
何時も葉っぱの中からヒッソリと顔を出しているタヌ君…
庭の主のわりには奥ゆかしい…
たまにはキミだけを写さないと、「庭の番いやだ~」って言うかもね…
初夏の爽やかな日です。レース越しに入る風が心地よい…
心の奥まで閉ざしていた頑なな、気持ちのなかの扉もチョッピリ綻んだみたい…
やっぱり暖かさが滲みたよう…
”みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ」おもへ” 大中臣能宣朝臣
こんなに素晴らしい青空のもと、あなたがいたら家の中でジットしているわけないよね…
そう!何処へいっていたでしょう?勿論「山」…
山あいに、ヒッソリ咲いている小さな花に合いに行ってる…そんな気がする。
あなた、昨夜の真ん丸お月さん其方からでも見えた?
青白く誰も寄せ付けない凛とした光り…煌々としていて思わず”ブルッ”と身震いしてしまう…
こんな神秘的なお月さんに出会えたって!とても、倖せな気分…
”嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る” 右大将道綱母
なるべくなら、あまり頼ることなくひとりで頑張りたい…とは思うけど…
庭のお花頼りなげに、風に身を預け揺らいでいる…それと同じ気持ちかな?