あなた
今までどうしても触る事できなかったあなたの机近辺…
いろんな書類は「ゴメンナサイ」…します。
でも、どうしても処分我出来ないものがでてきました『よき時代』とあなたが手書きしてあるアルバムの類…
あなたが、現役を終えてから整理したのだと思います。何冊にも分けてある。
その中の一冊…本当に私にとっても「よき時代」でした。
「よくもまぁこんなにきちんと…」 わたしが逝くとき持っていくね。
外は晴れているけど、わたしの心の中は大雨です。
そして、思いました。いっそ処分してしまおうか?
お焚き上げに出そうか?
迷っています…わたしたちにとっては本当に大切なものです。
ですが、これ全部は持っていかれませんよ…あなた。
想い出にドップリ浸かっても、たったひとり…
二人で見るからこそ楽しいのであって、ひとりでは哀しみが、いやがうえにもまして…
「何故なぜ!?」 と…と戸惑いだけが尾を引き…また哀しみのどん底に落ちていく。
しばし、放心状態…何冊も広げたまま…そのまま…
そのままで、空気を換えるため外へでてみる 。
窓越しに見た外とは随分ちがい、へんに暑い…
でも疲れた頭には丁度よい。
そして礑と(はたと)気がつきましたよ…あなた
あの『よき時代』があなたからのメッセージで返信だったのね~
生きて居る限り大事にします。