『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 ”あなた”からの伝言…?

2013-06-26 17:26:38 | Weblog

             

   あなた 

 今までどうしても触る事できなかったあなたの机近辺…

 いろんな書類は「ゴメンナサイ」…します。

 でも、どうしても処分我出来ないものがでてきました『よき時代』とあなたが手書きしてあるアルバムの類…

 あなたが、現役を終えてから整理したのだと思います。何冊にも分けてある。

 その中の一冊…本当に私にとっても「よき時代」でした。

 「よくもまぁこんなにきちんと…」 わたしが逝くとき持っていくね。

 

 外は晴れているけど、わたしの心の中は大雨です。

 そして、思いました。いっそ処分してしまおうか?

 お焚き上げに出そうか?

 迷っています…わたしたちにとっては本当に大切なものです。

 ですが、これ全部は持っていかれませんよ…あなた。

 

 想い出にドップリ浸かっても、たったひとり…

 二人で見るからこそ楽しいのであって、ひとりでは哀しみが、いやがうえにもまして…

 「何故なぜ!?」 と…と戸惑いだけが尾を引き…また哀しみのどん底に落ちていく。

 しばし、放心状態…何冊も広げたまま…そのまま…

 

 そのままで、空気を換えるため外へでてみる 。

 窓越しに見た外とは随分ちがい、へんに暑い…

 でも疲れた頭には丁度よい。

 

 そして礑と(はたと)気がつきましたよ…あなた

 あの『よき時代』があなたからのメッセージで返信だったのね~

 

 生きて居る限り大事にします。