『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

庭の落ち葉が淋しい…

2013-11-01 15:38:45 | Weblog

 

                 

     あなた

 霜月になりました。風もなく穏やかな日です。

 黒い雲がお陽さまを時々隠している…

 

 今日のわたし、少しずつ片付けています。

 幾つかの袋をみて「よくもまぁ!こんなに…」と呆れています。

 

 まだまだ、することがいっぱい…

 もう少し時間をつくらなければ…あっちでとまり、こっちでとまり…

 これでは、進むわけがない…

 

 する事いっぱいあるような?気持ちが先走り、なんだか苦しくなって…

 庭の木の葉が一枚一枚落ちて…言いようのない淋しさに苛まれる…

 

   ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは     在原業平朝臣

   吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ         文屋康秀

 

 

 平安時代には、漢字を分ける言葉遊びの和歌が流行ったようで、この和歌はそういう面白さを詠ったものですが、

 そのなかにも自然の風情が感じられ好きな詩です。