あなた
霜月になりました。風もなく穏やかな日です。
黒い雲がお陽さまを時々隠している…
今日のわたし、少しずつ片付けています。
幾つかの袋をみて「よくもまぁ!こんなに…」と呆れています。
まだまだ、することがいっぱい…
もう少し時間をつくらなければ…あっちでとまり、こっちでとまり…
これでは、進むわけがない…
する事いっぱいあるような?気持ちが先走り、なんだか苦しくなって…
庭の木の葉が一枚一枚落ちて…言いようのない淋しさに苛まれる…
ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは 在原業平朝臣
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ 文屋康秀
平安時代には、漢字を分ける言葉遊びの和歌が流行ったようで、この和歌はそういう面白さを詠ったものですが、
そのなかにも自然の風情が感じられ好きな詩です。