あなた
「チシマザクラ」です。
今は全く面影の欠片もありません。
庭にある花々より、失くした花木の数の方が多いのかも…ね
晩夏の陽ざしです…
弱々しくどこか翳りがあって、夏と秋が鬩ぎあっているようです。
久しぶりに風鈴が似合う、爽やかな日…
少し動き過ぎた様で疲れてしまいました。
何もする気がなく…ただ、ボンヤリと~古き良き時代に思いを馳せています…。
そんな自分を持て余し想い出のなかに身を置きました。
何時までも、夢を追っているわけではないのですが、誰にも迷惑かけないように…って思うと
やっぱり夢の世界がいい…
いつの間にか平安まで飛んで行ってる、
そこと、今が余りにも遠くまた疲れてしまい…やっぱり「ボウッ~」としてるのが一番のようです。
こんな事「あなたにもあった?」
珍しくヒヨドリの番いでしょうか、庭の木に止まって、なにか囁いています。
そう、あなたがまだ居るころは、あの優雅な姿で毎日の様にきてました。
「キキッツ」って鋭い鳴き声で、威嚇しながら…
なのに、今はたまにしか、姿を見せない…気紛れなのでしょうか…
今日の日も何事もなく…過ぎるようです…