『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

庭木の葉擦れの音が聞こえてきそう…ざわざわと揺れて。

2015-07-01 14:57:39 | Weblog

                 
                              2015-6-21-「露草」可愛く咲いてます。

   あなた

 季節は夏に移ろいでも、あの暑さはない。

 今日から、文月・または、愛逢月(めであいづき・牽牛・織女が

 互いに会う月)だからそう言うようです。

 綺麗な言い方が「いいなぁ…」って。

 年に一度逢わせてやりたいものです。

 「どうか一夜でいいから晴れて…お願い!」

 心から!祈ってます。

 今日も寒い日です。

 庭木の葉擦れの音が聞こえてきそう…ざわざわと揺れて。

 こんな風に身を任せていいのかな?って…

 

 寒さも手伝い、古い本を繙く。

 四国へ落ち延びた平家。

「屋島の合戦」に敗れた「平 国盛」率いる30余名は、

 安徳天皇をお護りして、讃岐山脈を越え、阿波の吉野川をさか登り、

 今の三加茂町(徳島)を通って井川町(徳島)に入り、

 そこで1ケ月半ほど留まっていましたが、そこは安住の地とはならず、

 さらに奥深い四国山脈の祖谷山に入ったという伝説があります。

 その切り立つような山肌にピッタリ貼り付けた様に隠れ住んだ 

 平家の残党。辛かったろうに。

 

 あなたが、隣に居ないのが淋しい…

 でも、今の世でよかった~って思うよ。

 またね。