『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

今年の、一年は七十日ほど欠けているので、過ぎゆく日々の速さに、ただ茫然自失…

2016-08-06 14:03:32 | Weblog

                        
                                   2016-8-1-「コスモス」

   あなた

 「コスモス」が風に 身を預けユラユラ揺れながら、楚々と咲いてます。

 可愛いです。

 《コスモスの名前は、「kosmos(美しい)」というギリシャ語に由来しているそうです。

 花びらが整然と並ぶ美しい姿をたたえて名づけられたといわれています。この学名から、

 コスモスの花言葉は、「乙女の真心」や「優美」など、女性らしいものが並びます。

 コスモスは、アメリカ大陸を発見したコロンブスがメキシコからスペインに持ち帰ったところから

 はじまりました。スペイン(マドリード)に持ち帰られた後、植物園の園長によって

 「コスモス」と名づけられ、日本には明治時代に広まったといわれています》。

 コスモスの様に、頑なにならず根を張って後は頼りなげに風に身を預け乍ら生きたほうが、

 倖せなのかもしれない。

  

 ナオたちが来ました。

 「お墓の掃除に行こう」って…

 「私いったって、何も出来ない…」ナオは「ただ見てればいいよ」って…

 昔と変わらず優しい。

 天気も良く土曜日とあって、沢山の人たちがお掃除に来ていた。

 やがてここがわたしが棲む「終の家」とでも言うのでしょうか…

 草を毟り、墓石を丁寧に洗っているナオの姿を見てると、あなたを彷彿とさせる。

 

 今年の、一年は七十日ほど欠けているので、過ぎゆく日々の速さに、ただ茫然自失…

 その分早く一緒に棲めるね…

 

 あなた

 身体の中を大工事すると、思うようには動けない。

 情けないなぁ…って思うよ。

 一歩また一歩とひたすら歩くことに懸命「頑張ります…」

 あんなに良くしてくれたリコに申し訳ないからね…

 

 愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに

 ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底(みなそこ)の石

   二首とも 俵真智さん  (サラダ記念日」より)

 

 自然の風しか通らないけど…すごく涼しいよ…