『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

風に逆らうことなく、庭の花々も風鈴も揺られるが如く花の枝は地につきそう。

2016-08-14 11:06:00 | Weblog

                      
                                   2016-8-10-「カーネション」  

     あなた   

 母の日に頂いた「カーネション」。

 友達が、地植えにしてくれました。

 鉢とは違い仲間がたくさんいるので喜んでいる様に見えます。     

 今日も風は強い。

 真夏の天気も残り少なく、吹く風も秋を忍ばせる。

 

  風に逆らうことなく、庭の花々も風鈴も揺られるが如く花の枝は地につきそう。

 風鈴は、喚く様にけたたましい…

 

 『行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

 よどみに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 世の中にある人とすみかと、 またかくの如し。

 玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人 の

 すまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、

 昔ありし家はまれなり。 ...』

 この序文から始まる「鴨長明の方丈記」

 繰り返し読んでも飽きがこない。

 平安時代末期から、鎌倉時代初期にかけて、世の中が激しく乱れた時代の様です。

 だから「平家物語」とも重なり、沁み々と心に残る。

 

 お盆の入り。

 「あなた、今夜は何が食べたい?」

 お買い物に連れて行ってもらいます。