2016-10-17-「錦木」
あなた
「錦木」の燃える様な赫(あか)の葉っぱ
この日は、お天気が良く陽の光に反射して、赫い葉がキラキラ輝いて…
自然の素晴らしさに、しばし茫然…
だから、やっぱり切り倒すことが出来ない。
あなたの喜んでいる顔が眼に浮かぶ。
今日は泣きだしている、昏く寒い日
折角の照葉も只赤いだけ…
風が出てきたのか庭の葉っぱたちが揺れている
「つめたいよ~~さむいよ~~」って
からだを、揺らして…
より強く、さむさが伝わって…
こんな日は、きったところがウズウズして
さむさが、ひとしお辛く
何もできない
神な月降りみ降らずみ定めなき時雨ぞ冬のはじめなりける 詠み人知らず
大空の月の光しきよければ影見し水ぞまづこほりける 詠み人知らず
詠み人知らずの和歌(うた)
深まりりゆく侘しい秋を詠んだ和歌
心の奥にずしんとと、響いて…
わたしの心も、木の葉のように…
ユラユラ揺らめいて…
あなたの写真の前でグチグチ独り言…