『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 ”静御前・・・”

2012-07-14 16:45:15 | Weblog

                          

    あなた

 今日は古い本の中から・・・

  源義経の愛妾「静御前」の生涯は、伝承に頼らなければなりません。

 静の母は磯禅尼(いそのぜんに)という※白拍子だったといわれ、静も母と同様に白拍子になり、京の都で舞を舞ってい

  ました。生来から際立った美貌の静は、源氏の若大将源義経の目にとまり、その愛妾となります。

 ※白拍子(しらびょうし)…平安末期から鎌倉時代にかけて流行した歌舞を歌い舞う遊女

 やがて、義経は兄の頼朝の怒りをかって頼朝に追われる身となり、静と別れます。静は頼朝の追っ手に捕らえられ、鎌 
 
  倉の頼朝の前に引き出されます。頼朝と妻の政子は静に舞を所望し、静はやむなく、扇を手に舞い始めます。

 <吉野山 峰の白雪踏み分けて 入りにし人の跡ぞ恋しき>

 生き別れた義経を慕い切々と歌い舞う静に、頼朝は烈火のごとく怒り刀に手をかけます。その頼朝を妻の政子が「主を

  思う女心は、女にしかわからないものです」といさめました。政子の言葉に頼朝は怒りを解き、静は命を救われます。

 傷心の静は、みちのくの平泉に落ちのびた義経を追って平泉を目指しますが、頼朝の兵たちが厳重に固める太平洋沿

いの道は北上できません。そのため、静と従者たちは越後に出て、そこから山中を会津へ抜け、さらに平泉に向けて北

上するという長い道のりを選びました。道中には、世情名高い八十里越えの難所があります。ところが長旅の途中、栃堀

までやって来た静は病を患い栃堀に逗留することになりました。そして、建久元(1190)年4月28日、従者たちの看護の

かいもなく静は若い身空で世を去ります。従者たちは栃堀の里人の手を借りて、小高い丘の中腹に静の遺骸を埋  葬し、

そのふもとに庵を造って静の霊を守り続けることになりました。この庵が、後の高徳寺であるとされています。

 静御前にはいろいろ見方考え方があると思いますが、変わらなく書かれているのが頼朝の妻政子です。

 かなり、きつい人と言われていますが 、静の気持ちを思い援けたのも彼女です。 

 平安の頃はこんなに、悲しい話がいっぱいです。

 

 

 

 

                


夢?が叶うなら・・・逢いたい

2012-07-13 16:22:52 | Weblog

 

                          

            あなた

 今日は秋風のような一寸冷たい風です。でもお日様がチラっと顔を出してるよ・・・

 白いラベンダーが満開、雪の下も可憐な花を咲かせています。

  だんだん雲行きが怪しくなり、厚い雲が空を覆いはじめました。全開の窓を閉めあなたの写真の前です。

 じ~っと見ると、じ~っと見返す・・・何時もと同じ。まぁ厭きもしないで毎日同じ事の繰り返しができると、聊か

 自分に惘れる。

 「ねぇ聞いて~聞いて、あなたにしか言えない」って・・・よく愚痴った・・・今思えば耳に詮をして、顔だけ、

 私に向けて居た様に思う・・・けど。

 答えが出なくてもよかった。聞いてくれるだけでよかった。

 そんなことって、あるよね。

 いまは、あなたの写真の前で一問一答・・・体裁はいいけど・・・ただ、ブツブツと独り言。

 そんな姿を他人様が見たら・・・きっと気が狂った?と思うでしょう~ね。

    あなた

 「kei」最大の「望み」もう一度逢いたい・・・声が聞きたい…でも決して叶わないって・・・判って・・・

 それも、判って・・・

 秋の日を思わせる・・・昏さ。ああぁ!長い夜の始まりです。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


再び廻っては来ない今日・・・の日

2012-07-12 19:51:09 | Weblog

    

                        

      あなた 

 再び廻りこない今日の日が、暮れようとしています。また一日が過ぎます。

 終日雨でした。風もなく糸を引くように静かに降る雨。

 こんな降り方を「霏々(ひひ)と降る・・・」って言うに違いない。私はそう思います。

 あなた、笑ったでしょう・・・「なんでそんなに拘るの」って・・・でも誰にも迷惑はかけていない。

 自分だけの拘り!判ってくれる?。

 日が暮れてたった一人…何を思い?何を考える?あなたと、話しする以外・・・何もない・残らない。

 家族のある方には・・・考えもつかない事と思う・・・いいんです。こんな悲しみは私だけでいい。

 答えがないことに、時には怒り・時には喚き・・・そして静かに反省して、もっともっと、生きて居たかったろうに・・・と

 あなたの、為に泣いてしまう”kei”です。

 産まれた時から決められていた運命なのでしょう・・・が、受け入れるしかないよね・・・

 あなた、“kei”も一人になって本当に色んな事経験しました。この年齢になっても・・・

 何れ、なまの声で話しするね・・・

 

 

 

 

 

           

   


 今日も暮れて・・・

2012-07-11 16:19:29 | Weblog

 

                      

      あなた

 都忘れが静かに役目を終えようとしています。アリストメリア今年で3回目。

  どうぞ、今回はうまく根付いてくれますように・・・あなたも其方から応援してね。

 今日は湿度が高く体が”カッタルイ”

 ほんの一枝残った”梅花空木”がこぼれんばかりに咲いています。

 野の花は自分を弁えていて、ただヒッソリと消えてしまう。

 だから、午前中枯れた花殻とり、雑草抜きと、結構働きました・・・

 何時まで居る事できるのかな・・・この家に?そんなこと考えながら、あなたの百分の一位頑張りました。

 昨日はあんなにキラキラ輝いていた、汲み置きの水、今日は知らん顔です。一寸淋しい。

 また今日の日も暮れていきます。帷が降りたら闇の暗さ・・・ひとりで長い夜を耐えて!明日の日を

 ひたすら、待ちます。歯を噛み締めながら・・・

 お伽話の世界では、お寺の鐘がなり、カラスが鳴きながら群れをなし、寝ぐらへかえるのでしょう!

 「いいな~」一人でないから・・・

" kei"にだって、向き合える”あなたの写真”があるもね・・・贅沢は言わない。人を羨まない・・・

 でもわたしは人間だから・・・あなた、笑わないでね・・・泣きたいけど…我慢するね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 あなた”カニサボテン”が咲きましたよ・・・

2012-07-10 15:26:33 | Weblog

 

                

      あなた

 何を勘違いしたのか?”カニサボテン”が咲きだしました。今の時期やっぱり可笑しいでしょう・・・

 儚げに優しく淡いピンク、堪らなく可愛い・・・時がどうあろうと咲いてくれたら、それはそれで嬉しい・・・

 久しぶりにハッキリした夏空です。暑いけど大好き・・・

  窓を全開してハタキがけ!あなた埃っぽくてごめん・・・

 モヤモヤしていた気分も、苛立ちも、開けた窓から、飛んでった・・・

 庭のバケツに水を張って置きました。夏の日の光が反射し、風で水が揺らめき小さな漣が微笑みかけてくる・・・

 このような、ひと時が好き!そう・・・これはほんの一瞬で、その時を逃がしたら何時出会うかわからない。

 遠い遠い所にいるあなた、見せてやりたい・・・ず~っと傍にきて!みてみて・・・

 あなたなら、透明人間になって、飛んで来れるでしょう。

 色んなことがあるけれど、肩肘張らず、庭の草花のようにユラユラ揺れながら・・・躱していく・・・

 そんな生き方があっても、いいかな・・・?

 あなたなら、どう思う?

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 ”あなた”聞いて~聞いて・・・

2012-07-09 20:08:45 | Weblog

                  

 

                      

 

     あなた

 今日は曇り、時々霧雨も混じり・・・生ぬるくはっきりしない天気です。

 わたしの心模様!を写した様・・・。

 アイリス・露草が綺麗に咲いています。ザラついた私の気持ちも、この花たちにどれだけ、慰められていることでしょう。

 ただ、可愛い「タヌ」が長く伸びた草花にすっぽり隠れています。

 頭を撫でると「ねぇ!なんとかしてよ・・・」と訴えている。どうしようか?「タヌ・・・」

 年齢のせいにはしたくないけど・・・ついつい不足が多くなり・・・悲しいかな?自分を見失ってしまう。

 これも、さっさと逝ってしまったあなたの?所為にしてしまうかな・・・

 あなたに聞いて貰いたい事いっぱいあって、この間もあなたと話したよね・・・でもね、結局は何も変わらない。

 それでも、一生懸命!生きます。傍にいて「kei」を見ていてくれるあなたを意識して・・・

 間違っているときは、窘めて・・・そしてそ~っと「一寸違う」って言ってお願い。

 頭がわるいから・・・考えても?考えても・・・判らない。

 あなたお寝すみなさい・・・またね~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  ”今日は七夕まつり・・・”

2012-07-07 17:03:39 | Weblog

   

        

        あなた

  今日は七夕です。素晴らしい天気に恵まれ今夜「牽牛と織姫」は、逢うことができるね。良かったね!!

  わたしまで嬉しくなってしまう・・・天の川にカササギが連なり橋になって、二人を逢わせる・・・

  長い長い!橋になるのでしょう・・・

   あなたと、わたしの距離は?もっと、もっと途方もなく?長い距離・・・

  追いかけても追いかけても・・・摑まえる前で消えてしまう・・・それ程までに長い道のりのようです。

  でも、keiは負けない・・・きっと追いついて、驚かせてやるよ。痛い足に薬をつけながら走って・・・

  今夜のお星様が羨ましい。

  家中の窓をあけています。レースカーテンを通して爽やかな風が、わたしの心を優しく癒してつつんでくれます・・・

  あなた

  不本意な事も?たくさんあるけど所詮人間神様ではない・・・もう少しの間、自分を労わり、頑張ってみる・・・

  飽く迄も・・・人間臭さを振り撒きながら・・・

  

 

 

  

 

 

       


「kei」の本音・・・

2012-07-06 13:16:39 | Weblog

    

                          

       あなた

 暫らくごむ沙汰でごめんなさい・・・

 生きると言うことも、”なかなか難しいものがございます”。

 あなた、ほら!よく言うでしょう・・・「ボタンの掛け違い・・・そして言葉の行き違い・・・」って。

 わたしは、頭が悪いから大分時間が経ってからでないと・・・気が付くことができないけど。

 研ぎ澄まされた「感」って、素晴らしく思うけど・・・ある意味ガラス細工のように脆くも?あるのでしょうか?

 あなたと

 こんなに長く一緒に居られたのも「kei」が鈍感だからだった・・・。ネ

 クリスタルガラスの様だったら?(あるわけないけど・・・)どうだったでしょう・・・おそろしい。

 この、2・3日何するでもなく~ただ、べったり座って写真のまえで、「ブツブツ・・・」と。

 残された人生なんて、後、幾許もないのだから大切に・大切にして生きていきたい。「わたしのために」

 どう、足掻こうと・・・残されている時間は僅かなものだと・・・思います。

 あなたは、さっさといってしまったけど・・・「潔し!」なんて、わたしは爪の垢ほど思っていません。

 もう少しの時間あなたと、一緒に過ごしたかった。

 あなた

 「kei」は未練たらしいかな?・・・

 本音を言うと淋しいし・・・逢いたいし・・・やっぱり弱いのです…だけど、人に迷惑かけたくないし・・・

 お盆には帰ってきてね・・・首を長~くしてまっています。

 出来れば返信欲しい・・・

                  欲張りkeiより・・・

 

 

   

 

 

 

             

    


 文月!何だか昔が蘇える・・・

2012-07-02 20:26:59 | Weblog

  

                        

      あなた

 文月になりました。今日は二日・・・1年と1か月。夢中で過ごしてきました。

 気が付けば此れだけの 月日が流れています。

 昨日までの、暑さは何処へいったのでしょう・・・風も冷たく感じます。

 あなたの写真に向かって、詮もない愚痴を・・・グチグチと・・・

 何も言わず只笑い流している・・・そりゃそうよね。言ったって、わたしには届かないもね・・・

 慣れっこにはなってるが・・・虚しい・・・わたしは、足が悪いから走って行くことはできないけど、

 ゆっくりと近づいて行くね。手を引っ張ってくれたら・・・嬉しい。

 色~んな事があった一日でした・・・。そんな日も暮れて行きます。

 そうそう、7月を文月(ふづき)と古人は言いました。そこで一寸・・・

 7月の別名である文月(ふづき)7月7日に短冊に詩歌や文字を書いて書道の上達を祈った七夕の

 行事に因んだもので「文披き月」(ふみひらきづき)が転じた言うのが定説だそうです。

 そう、曾っての昔子供のころ、大きな柳の木に短冊をいっぱい吊るして遊んだ事を想いだします。

 本当に勉強ができるようになり、字が上手になると?信じて・・・

 そして”笹に短冊七夕祭り!!ローソク出せ出せよ・・・”と囃子ながらご近所を廻った・・・

 すごく懐かしい・・・あなたはどうでした?

 泪が出るくらい・・・懐かしい・・・昔が偲ばれます。