『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

カサカサと葉擦れの音、水分を失って乾いた音が「ブルッ」とするくらい秋を感じる。

2015-09-16 13:56:37 | Weblog

                  
                      2015-9-10-濃い「赤紫シュウメイギク」一本だけ咲いてます。

 

   あなた

 一本だけ咲いた、濃い赤紫色の「シュウメイギク」すごく可愛い。

 カサカサと葉擦れの音、水分を失って乾いた音が「ブルッ」とするくらい

 秋を感じる。

 まもなく、一枚また一枚と飛び交うのでしょう… 

 空はどこまでも青く、高く、ひとり、家の中に居るのは勿体ないような気が

 する…

 外に出なければって思うのに、何故か憶病になってしまい…

 唯一出るのは庭の花畑。

 出掛けるのが怖い。

 人に会うのが怖い。

 あんなに、大勢の人に会うのが楽しみだったのに…

 あなた

 人間って変わりますね。

 わたしの、行動範囲は本当に狭くなってしまいました。

 良い悪いは別として、やっぱり鬱々とする日もあります。

  そんな時、あなたの前でブツブツと独り言。

  抜けられないものですね。

 

 木の間よりもりくる月のかげ見れば

          心づくしの秋は来にけり』  詠み人知らず

 《木々の間から漏れて来る月の光を見ると、心を使い果たす

        秋はとうとうやって来たのだ》

 補記に書いてありました。

 『いつはとは時はわかねど秋の夜ぞ

           物思ふことの限りなりける』  詠み人知らず

 《いつがそうだと、季節で区別するわけではないけれども、

 秋の夜こそは、物思いが限界にまで達する時であった。》

 補記です。

 何時の世でも、秋は哀しいものの様です。

 今日も素晴らしい秋の日。

 あなたに、見せたい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


庭の花木たち気づかれぬ様に、そ~っと、秋の淋しさに移ろいでいました。

2015-09-15 13:17:14 | Weblog

       
                                  
                                          2015-9-12-「コスモス」まだ可愛く咲いてま~す。

   あなた

 「コスモス」まだ可愛く咲いてます。

 朝晩はめっきり涼しく!いや、さむくなりました。

 夜中に目が覚め、もう夏掛けでは、駄目なんだと…

 ゴソゴソとケットを引っぱりだし、再び眠りの世界へ…。


 たっぷりの、水滴を載せた葉っぱが、朝日に耀き瞳(め)に痛いくらい…

 季節に敏感な植物。

 気づかれぬように、そ~と、秋の淋しさに移ろいでいました。

 
 あなた

 五度目の秋。

 一人でいること、慣れてもいいのにって…

 でも、辛いよ、木の葉が散るこの季節、なお更に感じる…

 
 風もなく穏やかな暑いくらいの「秋の日」。

 月並みですが、空がくっきりと秋晴れに澄みあがり、抜ける様な秋の空。

 
 台風一過と言いますが、余りにも無残な台風の爪痕。

 人の力など到底及ばない自然の破壊力……

 テレビで見て、ただオロオロするだけ……

 哀しいね。


 自然に逆らう訳じゃないけど…

 「もう少し穏やかな自然であってほしい…」

 無理かな?

 穏やかな秋の日の午後「あなた」と、暮らし楽しかった日々を思い浮かべながら

 色んな意味で、「あなたに感謝」です。

 追憶の日々…

 懐かしんでいます。

 

 

 

 
 

 

 

 
 

 


雨にたたかれ、風に煽られ散々な目にあいながらも、尚、毅然として衰えを…

2015-09-14 11:36:13 | Weblog

                     
                              2015-9-10-「弁慶草」満開ピンクが可愛いです。

    あなた

 久しぶりのお陽さんが眩しい。

 グズグズした日が続き少々滅入っていました。

 爽やかな日です。

 柔らかな秋の陽射し。

 
 夏の花も過ぎ、淋しかった庭に彩りを、添えてくれていた僅かばかりの花も、

 終わりが近づいて来ました。

 雨にたたかれ、風に煽られ散々な目にあいながらも、尚、毅然として衰えを

 見せたがらない花たち…涙がでちゃう。

 コスモスなど、細い首を擡げて(もたげて)何事もなかったように…

 
 人間のわたしなど…弱いものです。

 一人で生きています…なんて言いながら、淋しさの塊り。

 まだまだ、しなきゃいけないことが、山の様にあっても、手を付けられない。

 ”あれがすんでから…これがすんでから…”って幾つも理由を付けて…

 自分に甘~いわたし、 

 後ろから追いかけられている様な、焦りもあるはずなのに、足踏みしたまま…


 『わがせこが衣のすそを吹き返しうらめづらしき秋の初風』 詠み人知らず

 《「秋の初風」を感じているのが女性であると知られ、「衣のすそ」という

 細部への目配りがおのずと夫に対する気持の細やかさを伝えて、

 一首の情趣をしっとりとしたものにしている。》

 との、補記がありました。

『うちつけに物ぞ悲しき木の葉散る秋のはじめを今日ぞと思へば』 詠み人知らず

 《後撰集秋の部、第二首。立秋の日、唐突に襲われる悲哀の情を詠む。》

 補記として書かれていました。

 心も体も寒かったのでしょう…

 こんな風に好きなことばかりをしている、わたしって…だめだなぁって思うよ。

 でも、そんなじぶんが、愛おしくもあるよ…

 

 

 

      


 慌ただしく何かに急かされる…そんな淋しい気持ちになって。

2015-09-13 11:56:35 | Weblog

     
                                      

                        2015-9-10-「花魁草」楽しませてくれましたが、終わりです。      

   あなた

 本当に長い間楽しませてくれた「花魁草」です。

 花の香りが、花魁(おいらん)の白い粉の香りに似ているからこの名前に

 なったと言う説。

 また、花の艶やかさ、華やかさを花魁に見立てたという説。

 随分たくさんの説があります、それだけ関心を持たれた花なのでしょう。

 何れにしても、華やかな花です。

 花言葉=「不活発」「温和」「あなたに同意」等々 。

 
 今日は雨です。

 静かに降ってます。

 


 あなたの従兄弟夫婦が朝早くから来て先ほど帰ったよ。

 

 
 一雨ごとに寒くなって、昏~い夜の季節になります。

 

 これが、辛い…

 


 雨の滴の、ひとつひとつに淋しさが詰まって…

 

 慌ただしく何かに急かされる…そんな淋しい気持ちになって。

 

 へんに焦っても、身体が付いて行けない…

 

 あれもこれも、「断捨離」で捨てなきゃって。

 

 あなた

 手伝って…って言っても!…わかってる…虚しさ募るだけ。

 

 いやだなぁ~

 

 朝から淋しいよ~…

 

 

 

 

 


  

 

 

                                         
                                                      


雨降り、嫌いではないけど、きょうは淋しい。

2015-09-12 09:46:35 | Weblog

                    
                         2015-9-9-「まゆみ」もカットしました。

   あなた

 どんよりとした物悲しい秋の日が、朝だというのにまるで、夕方のような侘し

 さをたたえて…

 加えて雨が落ちて来ました~…

 雨降り、嫌いではないけど、きょうは淋しい。

 窓にポツポツと水玉模様。

 昏い。

 身体中がギシギシと痛く、いささか、痛さが疎ましい。

 あなた

 御年九十歳のおばぁちゃまじゃないけど、なんでサッサと逝ってしまったのって

 うらみごとを言いたいよ…


 

 『あしびきの やまどりのをの しだりをの 

         ながながしよを ひとりかもねむ』《柿本人麻呂》

 この柿本人麻呂という人物は、日本書紀にも続日本書紀にも、

 その名は登場しません。

 通常、柿本人麻呂ほどの有名人物であれば、何らかの記述があってもいい

 はずなのに一行も名前が出てこない・・・。

 と書かれており、詳しいことは殆ど判らないようです。

 身分も、どのくらいか?それも、判らず「謎」の人の様です」。

 説は色々あります、が「猿丸太夫」とはこの方なのでは?とも言われています。

 
 雨は小ぶりですが、昏い日で心細く胸が痛い…

 

 

 

 

 

 

 

 


風もないのに、風鈴の音でふと、目覚め、より身体が重くなって…。

2015-09-11 16:28:11 | Weblog

                           
                                2015-9-9-剪定された「錦木」

  あなた 

 「錦木」剪定してもらいました。

 まだ慣れていない方の様ですが、汗を流し一生懸命やって 下さったのが嬉しい。

 「錦木」とっても、サッパリした様子。

 可愛くなったでしょう…

 来年まで 、ゆっくり休んで英気を養って… ね。


 今日は病院の予約日。

 雨が降るとの予報でしたが、風もなく爽やかな秋の日です…
 
 
雨も降らず良いお天気のまま早く帰れました。

 
 
帰って、「ホッ」としたら、あなたの「お姉サマ」から電話、延々と二時間近く

 疲れたよ~…

 この齢になると、長電話は辛い…よ~。

 まぁ、贅沢は言いません、忘れもせずに思い出してくれるのだから…

 今日は窓から入る風がなく、ただ暑い日です。

 聞くだけの電話ってこんなにも?疲れるものなのですね。

 わたしも、気を付けよう…


 凄く疲れて、倒れこむように、横になったら眠った様です。

 どのくらいの時間かな?意識が何処かへとんでいったような感覚。

 風もないのに、風鈴の音でふと、目覚め、より身体が重くなって…

 あなた

 今日はもうだめ…

 またね。

 

 

 

 

 

               


「サビタ」の木を剪定してもらい、サッパリしました。来年までゆっくり休んでね。

2015-09-10 12:04:59 | Weblog

                            
                              2015-9-9-剪定された「サビタ」綺麗になりました。   

  あなた 

 昨日はゴメンネ 本当に色々あって、わたしの頭の中は、”グチャグチャ”…

 おまけにパソコンのご機嫌が悪く、全く動こうとせずホトホトまいりました。

 御年九十歳のおばぁちゃまが、いらしてわが身を嘆き「迎えに来ない、

 じいちゃんが悪い」と、ブツブツ言うのを聞いてやって…

 夕方まで、ほっとかれた、「パソコン」。

 色々手を尽くしてもらっても駄目だった「パソコン」動くようになりました。

 半日ほっとかれたので、反省し動くようになった「パソコン」”やった~”

 返事はないけど…大好きなあなたが、メール待っていたのではないかと…  
  

 わたしって、頭悪いから事が、二つ三つ重なったら、もう大変、前に進めない

 それは、あなたが一番判っているでしょう…   けど。 

 取り敢えず使えるようになって嬉しい…

 「サビタ」の花も来年までお休みです。

 綺麗に剪定されて、スッキリした「サビタ」の「木」ゆっくり休んでね。

 


「あなた」初雪草が綺麗です、清楚で気品があって道行く人立ち止まり眺めています。

2015-09-08 15:38:10 | Weblog

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                                                       2015-9-7-「初雪草」素晴らしいです
  

   あなた 

 「初雪草」が綺麗です。

 背丈が高く本当に見事です。

 花は小さくて目立ちませんが、夏に雪が降り積もったように縁に白い斑が

 入る美しい葉の ハツユキソウ。

 花言葉=「好奇心」「穏やかな生活」「祝福」など。

 花の由来、花言葉どちらをとっても、納得。

 清楚で品があって、素敵な花ですが、一年草なので毎年種を蒔かなければ、

 ならない…それがウウ~ン…チョッと大変かな。

 午前中、庭の草毟り。

 一時間ほどで、小休止。

 家に入った途端、滝の様な汗が、拭けども拭けども…した垂れ落ちる。

 こんなに汗が出るなんて~ここ暫らく経験したことなく、如何に「怠け者」

 だったのか…って。

 あなたが、流れる汗を拭き拭き、庭を這い蹲っていたのを、笑ったわたし。

 「ゴメンネ」今頃気が付いても遅いよね。

 自分でやってみて、初めて気がつく…

 何事にも通じる事でしょうけど…大事なことと胆に銘じました。

 
 今日はあまり、暑くないと感じたけど…どういたしまして、暑いです。

 
 午後からも少しと思ったけど…思ってだけでやめます。

 疲れました。

 

 長月の風鈴は如何なものか?とも思いますが、この暑さに心地よく

 優しく耳に入ってきますよ。

 あなた

 明日、あなたの従兄弟夫婦が来るって、電話ありました。

 だから、また少々頑張ります。

 

   
                                                        
      
                                                                            
 

 

 

 

   


日傘をを差しても、暑さは容赦なく迫って来て道路に反射した陽射しが眩しく目を射る…

2015-09-07 15:00:27 | Weblog

                    
                        2015-9-5-「菊」が咲き始めました、丈が低く可愛い…

    あなた

 可愛い「菊」が咲いてきました。

 
 午前中出かけました。

 日傘をを差しても、暑さは容赦なく迫って来る。

 そして、道路に反射した陽射しが眩しく目を射る…そんな暑さ。

 残暑の暑さは一入…。


 

 今朝何気なくラジオに耳をかたむけると、ある女性作家が「アンデルセン」

 童話について話をしていました。

 「子供の頃読んだ本を、大人になってから改めて読んでみたら随分と、感じ方

 が違い、アレこんな内容だったかな?」ってすごく、面白い。

 だからもう一度童話に触れてみたらって、言うようなこと、おっしゃって

 いました。

 そうか?童話か!久しく読んでいないなって、懐かしく思い出しました。

 「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「雪の女王」「マッチ売りの少女」等々。

 中でも「マッチ売りの少女」泪しながら何度も読んだ、記憶が蘇り、

 懐かしさと、少女が可哀想だったのを思い出し、胸がキュンって熱くなった…

 けど、よ~く考えると随分残酷な話です。

 これ一つをとっても、やはり子供の頃と今との違い。

 あなた

 少し陽が翳って来ました。

 秋の夕暮れは早いです。

 スト~ンと陽が落ちます。

 またね…

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 


まだ咲いている庭のコスモス、僅かな風にユラユラって、心細げに俯いて…

2015-09-06 13:30:16 | Weblog

                  
                      2015-8-31-まだ咲いている庭の「コスモス」可愛いでしょう。

    あなた

 風が冷たくなりました。

 陽ざしは柔かな「秋」なのに…。

 
 昨夜、何十年ぶりかで、幼馴染からの電話。

 「同窓会来るんだってね…待っているよ」って。

 遠い所だから、そう簡単には返事ができずにいましたが、こちらにいる友達が

 「もう最後だから出席しようよ」と言うので決断して行くことにしました。

 それからの彼女の行動の素早さ、「飛行機も予約したから」ですって。

 転勤族の悲しさで、同窓会は二度目。

 皆さんの変わり方が、”チョット”楽しみ…

 その分疲れは酷いだろうと、覚悟して行きます。

 確かにこの齢になったら、最後だろうな~って…

 そして、無事に行って、無事に帰って来れますよう…

 あなた

 護っててね。

 
 「秋澄む」の言葉が似合う日。 

 まだ咲いている庭のコスモス、僅かな風にユラユラって、心細げに俯いて

 それでも、ゆれなきゃって…

 とっても可愛い…