今回の車は、ボルボ850エステートです。
北欧スウェーデン生まれのこの車ですが、昔から安全性を売りにしたCMをTVで見たことがあります。日本でも最近では、車内の骨格を頑丈にした、安全ボディが主流ですが、ボルボはぶつかっても安全と言われて来ました。昔の人はご存知の、お金持ちの 故大屋政子さんも「おとうちゃんがね・・・ボルボは安全です」と言って乗っていた映像を思い浮かべます。
運転席に乗ってみると、ウッドパネルで高級感があります。今回の車は、左ハンドルでした。後期になると、ディーラー車でも左ハンドルが有りましたが、この年式だと左ハンドル車は珍しく、この車は並行輸入車になります。と言っても、乗ることに関しては、何も問題ありません。本皮シートの感触は、年式が古い事もあり、少し使い込まれて来ているせいか、結構座り心地が軟らかく体にフィットしました。シフトチェンジの際、P⇒R⇒Nと動かした時、ソフトな感触でスライドします。アメ車などは、ガツンガツンといった感じですけどね?パワーウインドのスイッチにしても、そっと押すとスーっと窓が動きます。これってスウェ-デンという国の、穏やかな国民性の現れでしょうか?(僕の勝手な思い込みかも)ではアメ車はと言うと・・・・ノーコメント!
では走ると、いかがな物でしょう?直列5気筒DOHCターボは、エンジン音は意外に静かで、アイドリングも落ち着いています。走り出しは案外スムーズで静かです。想像では、少し重々しいイメージがありましたが、走った第一印象は結構いいですね。アクセルを軽く踏むと、静かに加速していきます。そこに序所にタービンの回転が加わり、いつしかいいスピード感に到達してくれました。僕自身5気搭エンジンには、いままであまりいい印象は有りません。ホンダのビガ-などの5気搭はいいのですが、古い話になりますが、VWサンタナと言う車があり、その5気搭のエンジン音の振動と音があまりよくありませんでした。やはり国民に優しい国の車は、乗る人間に対しても優しいようです。走っていても、このボディは頑丈と思わせてくれます。アメ車見たいにキシミ音がありません。ボルボはブレーキ系統が弱いといわれていましたが、この車にはそのその症状は見られません。なんかあまり壊れ無そうに思えますが、所詮外車ですから、多少のオイル漏れがあるでしょう?でもチャンとメンテナンスをすれば、普通に乗れる車です。
以前ドイツのツーリングカーレース(DTCC)だったと思いますが、この850エステートがレース仕様で参戦していました。これが結構速くて、いい成績を出していた覚えがあります。4ドアレースカーの中に、このワゴンのレースカーが走っていると、何か滑稽に思えました。
年式の古い事もあり、中古車市場でも随分と安くなりました。一時のボルボブームは有りませんが、今だ人気の車です。
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