雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

加山雄三 「耐えに耐えたら力備わる」

2015-01-10 23:17:01 | ことの葉散歩道

加山雄三 逆境に学ぶ

 逆境に立ち、向かって心の大きさということを考えたことがあります。

心は船に似ています。

若いころの心は小さな船のように、ほんの小さなしけでもひっくり返ってしまいます。

しかし、失敗した経験を重ね、心が大きな船になっていけば、

多少の波なら「これぐらいなら平気だな」ということが体験的にわかってくる。

 試練は自らに課せられた運命だから立ち向かうしかありません。                                           朝日新聞1月8日加山雄三(歌手・俳優)談話から抜粋    

  予想もしなかったつらい事態に直面したとき、どのようにしてその困難(逆境)を乗り越えてきたか。この問いに対する考えを談話形式で答えている。「心の船」。とても分かりやすい例えです。失敗した経験を糧として、その経験の一つひとつが逆境を乗り越えるための肥やしになる、と加山雄三は言っています。

 そして、「試練は自らに課せられた運命だから立ち向かうしかありません」と断言するところに、決して順風満帆ではなかった彼の人生哲学が垣間見えます。77歳にして初めて言える「自信に裏打ちされた人生訓」と受け止めました。

 「人を大切にすることを忘れちゃだめだ。友達や愛する人が一人二人いるだけで、心はゆとりを失うことがありません」と、人と人のつながりの大切さも忘れてはいません。

                                                  ことの葉散歩道(8)        

      

 

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