雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

保育園落ちた 日本死ね!!!(2) 違和感

2016-03-22 08:00:00 | つれづれ日記

保育園落ちた 日本死ね!!!(2) 違和感
 前回は「保育園落ちた…」のブログに火がついて、共感が広がっている状況を書いた。
国会論議にもなり、そりはそれで「待機児童問題」に一石を投じた、ということでは意味があった。
だが私には、違和感が残った。ここまでが前回の記事。
冒頭部分は前回紹介したので今回はブログの中段を紹介する。

 子どもを産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに
日本は何が不満なんだ?
 
 何が少子化だよクソ。

 子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だから
 Wって言ってて子ども産むやつなんかいねーよ
 不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。
 オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。
 エンブレムなどどうでもいいから保育園作れよ。
 どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。

 一段目と二段目は、我が子が保育園に落とされた腹いせを、ぶちまけている。
このブログ全体の内容は、品性に欠け、社会への不満を自分の不満にすり替えて
ぶちまけけているようにしか思えない。私は最初このブログは、
政権攻撃の材料を作る「やらせ」ではないかと思ったが、
朝日新聞の記事によると実在の30代の女性らしい。
しかし、記事はなぜこのような表現手段をとったのかを、女性に質してはいない。

「待機児童」を論じるに、別な方法はないのか。
 しかし、別な見方をすれば「待機児童問題」をこういった奇抜な方法で示さなければ
黙殺され話題にならなかったろう、という見方もできる。

 女性の望み通り「話題」になり、ブログに火が付き、メディアが飛びつき、
政治家までが飛びつき、政権攻撃の材料に、国会で取り上げる始末である。
 どこか狂っている社会現象だ。


 この現象を「便所の落書き」と一刀両断に切り捨てた政治家がいる。
次回はこのことについて書きます。
             
(つれづれ日記№57)
             (つづく)                (2016.3.21記)
 

 
 

 
 

 

 

 

 

コメント
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