ニュースの声(3) 国連 ロシア ウクライナ関連
メディアを通じて気になったnewsをアトランダムに載せます。 |
(1) 人道回廊(脱出ルート)。(朝日新聞朝刊2022.03.08他)
3月3日、ロシアトムウクライナは、2回目の停戦交渉のための協議を行った。
その結果 ①即時停戦 ⇒⇒⇒⇒ 交渉ならず ロシアは軍事作戦は続行する。
②ロシア軍の撤退 ⇒⇒⇒⇒ 進捗ならず
③人道回廊の設置 ⇒⇒⇒⇒ 確保することで合意
唯一、競技で進展したのが人道回廊を設置することの合意だった。
人道回廊とは、一時的な非武装地帯を設置し、民間人が安全に避難したり、
食料や医薬品を安全に輸送したりできるようにするために、紛争の当事者同
士で協議して決める。
ロシア国営タス通信によれば、ウクライナを含む4都市で一時停戦し、人
道回廊を開くと報じた。だが、ロシア側は今回、住民の脱出先を、ロシア
かベラルーシと指定。ウクライナ側は同日、これを拒否する姿勢を示した。
(2) 人道回廊はロシアの偽善的猿芝居だ。(朝日新聞WEB LONZA2022.03.13)
人道回廊の設置は事実上失敗する。
ロシア側が砲撃を止めなかったからだと、ウクライナ側は非難する。
ロシア側は砲撃を止めなかったのはウクライナだと応戦するる。
戦時下における情報戦も作戦の一つなのだ。
避難する先にあるものはベラルーシであり、ロシアの国土だ。
ロシアがウクライナ国民を実質的に人質にとるということである。
「片方の手で人質の女性や子どもを抱き、もう片方の手で残った男た
ちに銃を向ける。そういう光景が脳裏に浮かぶ。
これが“人道”であるはずがない」(田中秀征 福山大学客員教授)
(3) (イ)国連総会はロシアを包囲した。 国連総会 賛成7割で非難決議。(赤旗日曜版2022.03.13号 )
(ロ) 国連総会のロシア非難決議、反対は5カ国のみ。賛成141カ国で採決 議場から拍手。
(WEB ビジネスインサイダーJAPAN)
(イ)(ロ)とも3月2日に国連総会での『ロシア非難決議』報道の見出しである。
(イ)は一部の大国が「力の論理」で世界を動かす時代は過ぎ去り国連憲章に添った行動
こそが国際社会の主流になったことを示すものである。
として、国連総会の概要を簡単に賛成141カ国、反対15カ国と伝えた。内容的には少し
ものたりない。
全容が見えてこないのだ。
(ロ)が示した国連総会投票結果のモニターである。
賛成141カ国 反対5カ国と示している。反対5カ国はロシア、シリア、ベラルーシ、北朝鮮、
エリトリアである。
問題はその下の35という数字だ。これは投票を棄権した国の数だ。代表的な国を挙げると
中国、コンゴ、アルジェリア、中央アフリカなどの35カ国だ。
賛成でもなければ、反対でもない、棄権という最も消極的な方法であり、態度表明を
避けた国々だ。
さらに、まっく意思表示をしない12の国がある。エチオピア、ギニア、モロッコ、
ウズベキスタンなどの12カ国だ。
これで、加盟国193カ国になる。
141/193という数字は全体の70%を越える数字だから、
喜ばしい決議事項なのだろう。
だが一方で、常任理事国の中国が反対の意思表示をし、
30%強、52カ国の棄権、及び意思表示なしの国が存在する、
ということの方が私は脅威だと思う。
戦争 侵攻 核をちらつかせる脅し、など力でねじ伏せる姿勢に対し、
危険や不安を感じない国が30%も存在することの驚き。
世界は安定に向かって進んでいるのではなく、『力の論理』で安定を阻害する方向に
進もうとする危険に満ちている。
ピンと張った綱の上をバランスを保ちながら進んでいるのかもしれない。
危うく、危険な安定感だ。
今度のロシア非難決議は、
安全保障理事会(安保理)の決議とは異なり、
総会決議に法的拘束力は無い。
ただ、国連総会がロシアの一方的な侵略を許さず、
ウクライナを支持するという「世界の意思」を非難決議への圧倒的な賛成で示したことは、
国際社会でのロシアの孤立を浮き彫りにした。
((WEB ビジネスインサイダーJAPAN))
(ニュースの声№3) (2022.03.14記)
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