保育園落ちた 日本死ね!!! (3) 便所の落書き
「保育園落ちた」のブログ後段は次のように展開する。
ふざけんな日本。
保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化何とかしたいんだよねーって
そんな虫のいい話あるかよボケ。
国が子供産ませないでどうすんだよ。
金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出すか
子供にかかる費用すべてを無償にしろよ。
不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って国会議員を半分くらいクビにすりゃ財源作れるだろ。
まじいい加減にしろ日本。
「日本死ね」から始まって「まじいい加減にしろ日本」まで、
問題になったブログの内容を3回に渡って全文載せた。
こんなブログを政権批判の材料としなければならないほど、
野党の人材も底をついているのか。
「児童待機問題」を挙げるなら、
正確な資料を示して論じたらいい。
しかし、メディアはこのブログが、ネットで拡散し、
共感が広がる。政権は一転し改善へ意欲協調(朝日新聞3/9付)、
などとチョウチン記事をかかげ世論に迎合する。
このような風潮に「(このブログは)便所の落書き」だと、田中氏は自身のブログで嘆いている。
このブログを見たツイッターなどで、「とんでもない奴だ」と、批判する記事が流れ、
これをメディアが、「よいしょ」する。
定見のないメディアが浮き彫りになる。メディアは傍観者ではない、風潮に踊らされてはいけない。
「便所の落書き」とこき下ろした杉並区議会員・田中雄太郎は、(児童待機問題の解決は必要と認めたうえで)
「日本死ね」などと書き込む不心得者や、そんな便所の落書きをおだてる愚かなマスコミ、便所の落書きにいちいち振り 回される愚かな政治家が後を絶ちません。…略…右往左往する票乞食たちもみっともない。無視すればいいだけの話ではありませんか。
痛烈なカウンターパンチだ。
田中氏のブログに批判的な意見に対して、氏は、「自分の意見」は変えないと頼もしい。
「日本死ね」を支持する人と、「便所の落書き」を支持する人と二局対立するようだが、
私は、品位に欠け、乱暴な文章展開に、やっぱりこれは「便所の落書き」だなと思いながら、
こんなことに振り回されている日本は、「平和ボケ」しているんだなと思う。
安倍政権は2013年度から待機児童の解消に本腰を入れ始めた。
保育の受け皿を17年度末までの5年間で40万人分増やす計画で、
14年度までに約21万9千人分が新たに整備された。
だが、器は作ったが「保育士の不足」という課題ができ、保育士の
賃金格差の是正をしなければ、人材確保も難しい局面に立たされて
いる。
(つれづれ日記№58)
(2016.03.24記) (終)
最新の画像[もっと見る]
- 「あゝ岸壁の母」③生きていた息子 2ヶ月前
- 「あゝ岸壁の母」②母はノートに胸の内を綴った 3ヶ月前
- 「あゝ岸壁の母」①岸壁に立つ私の姿が見えないのか 3ヶ月前
- 「あゝ岸壁の母」①岸壁に立つ私の姿が見えないのか 3ヶ月前
- パンダが帰った 4ヶ月前
- 松のある風景 ② 随筆の書かれた時代はいつ 6ヶ月前
- 松のある風景 ② 随筆の書かれた時代はいつ 6ヶ月前
- 松のある風景 ① 随筆に描写された古き鎌倉 7ヶ月前
- 駅弁 8ヶ月前
- 能登半島災害を謳う (1) 9ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます