水玉の痕は他の治療院での治療です
どこが痛くてもアスリートにとっては困るものですが、「痺れ」となると、怖いと思います。
腕が痺れる原因はいくつか考えられ、以下のような可能性が考えられますが、症状が続く場合や心配な場合は、専門の方に診てもらった方がいいです。
腕が痺れる原因としては一般的に以下のようなことが考えられています。
- 神経の圧迫:
- 長時間同じ姿勢でいると、神経が圧迫されて痺れを感じることがあります。たとえば、腕を長時間曲げていると尺骨神経が圧迫されて痺れることがあります。
- 血行不良:
- 血液の流れが悪くなると、痺れが生じることがあります。例えば、腕を長時間高く上げていると血流が悪くなり、痺れを感じることがあります。
- 頚椎(首の骨)の問題:
- 頚椎のヘルニアや変形などにより、神経が圧迫されると腕に痺れが出ることがあります。
- 筋肉の過緊張:
- 肩や首の筋肉が過度に緊張すると、神経や血管が圧迫されて痺れを感じることがあります。
- その他の神経障害:
- 糖尿病などの基礎疾患に関連した神経障害が原因で痺れが生じることもあります。
この方は、腕が痺れると同時に、「バンザイをすると血流が止まる」と言います。
これは以下のような整形外科の診断でよく出てくる「胸郭出口症候群」と言います。
つまり、神経や血管が圧迫されて生じる症状の総称を胸郭出口症候群と言うわけです。
ですから、上の写真でもわかるように、血流を良くするためにやったと思いますが、水玉の痕がみられます。
しかし効果はなかったようです。
当院でも、取り急ぎの治療として、写真のように巨鍼を通しましたが、それは対症療法的な治療です。
だから2回目に来られたときには、その方法はしませんでした。
する必要がなかったからです。
この方の場合は、1回目で、その場では痺れが治まりましたが、2回目に来られたときには、痺れが少し戻っていました。
と言っても、前回よりも痺れはマシになっていたようです。
この方の場合は、上に書いた「筋肉の過緊張」に当てはまりますが、問題は何故「筋肉が過緊張したか」です。
ここが大きなポイントです。
この診断には、筋肉を探る経験と、食養理論と実践経験が必要になります。
初診の治療の時に、注意すべき食事法を説明してありましたので、筋肉を触れば、食事法を実践したかどうかはわかります。
(7/28日の臨床実践塾で詳しく解説します)
幸い、この方は「それなりに実践してくれた」ようで、いい感じでした。
多分、それで治るという自信はあったのですが、高校生の場合は大会が近いこともあったので、もう一度来てもらうことにしました。
もう一度来られたら、合計3回の治療です。