「2日NY市場ではダウは高くはじまったが、あとテスラ、アップルが下げた。3株価指数とも値下がりした。ドル指数は上昇。NY外為市場では一時、1ドル=157.565円までドルが上昇した。ドルは対ユーロでも値上がりした。②韓国の裁判所が尹大統領逮捕に動いた。韓国大統領逮捕となれば初めてとなる。③ロシアがウクライナ経由のガスパイプラインを昨年末で停止した。欧州経済に痛手となる。欧州中央銀行が追加利下げすれば米FRBが追加利下げ見送る可能性が高いためユーロ売りが進むと見られる。一時、1ドル=1.0226ドル迄ユーロが売られた。ユーロ・ドルパリティ(同値)が年内に実現するとの見方が出て来た。」とブルームバーグ電子版が伝えた。
2日、ロイター電子版は「テスラの2024年の世界のEV電気自動車の販売台数が179万台、前年比1.1%減と発表した。前年比で販売台数の減少は始めて。予想の180.6万台も下回った。中国メーカーBydとの競争激化や欧州での補助金打ち切りなどが影響した。Byd社の生産台数は176万台へ前年比12.1%増加した。テスラの2024年10~12月期の納入台数は49.5台。生産は同期間45.9万台、前年同期比7%減少した。2日、テスラ株は379.28ドル、6.08%安で取引を終えた。一方、アップル株が243.85ドルと2.62%下げた。アップルの中国での最新モデルiphonを最大500元(68.50ドル)値引き販売と異例の発表を行っした。ハイテク株全般に先行き不安が浮上した。」と伝えた。
2日、NY市場でダウは42,392ドル、151ドル、0.36%安、S&P500は5,868と13ポイント、0.22%安、ナスダックは19,280と30ポイント、0.16%安で取引を終えた。恐怖指数(VIX)は17.93と3.34%上昇。米10年債利回りは4.565%と0.68%上昇。ドル指数は109.25と109ポイント台まで上げた。NY外為市場で1ドル=157.32円、0.56%高。1ユーロ=161.53円、0.83%安。1英ポンド= 194.75円、0.85%安。NY原油(WTI)はバレル73.19ドル、2.76%高。北海ブレントは同75.95ドル、2.46%高。NY金はオンス2,673.50ドル、2.07%高。ビットコインは9万6,945ドルと4.46%高で取引された。
3日はNHK/BS「ワールドニュース」の放送はなし。2日の都内デパートなどの初売りの賑わいを多くのメディアが伝えた。関西のデパートでは心斎橋大丸、難波髙島屋や神戸では三宮阪急、元町大丸の神戸で初売りが始まる。インバウンド需要が引き続き期待される。一方、雇用情勢、賃金上昇はどうか。総務省の調べによると2014年に3,200万台まで落ちた正規労働者数が2023年には3,600万台に回復している。非正規労働者を見ると「不本位」不正規が減少。かつ「自分の意志」不正規が増加した。賃金上昇率では「非正規」の方が幅が大きくピッチが速い。人手がなければ四の五と言っておれない。配膳する人がいないと食べ物店は成り立たない。人口減を嘆いて悲観論を言う人は多いが、これからの世の中はAI時代になる。むしろ人口の多いBRICSの方が国の重荷となると例えば投資ストラテジストの武者陵司氏は縷々述べている。みんな違ってみんないい。金子みすゞさんの顔が浮かぶ。(了)