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NY株、利益確定売りで、ダウ、 S&P500 ,ナスダック共に値下がり、米大統領選挙をあと2か月に控えてホサイトハウスヒートアップを警戒と英フィナンシアルタイムズ電子版(学校で教えてくれない経済学)

2020-09-04 09:03:03 | 経済学
「相場をリードしてきて来たIT関連銘柄が売られ、3日、NYダウは一時1,000ドル以上値下がりした。あと買い戻され、NYダウは28,292ドル、807ドル、2.8%安でこの日の取引を終えた。アップルは8%安、マイクロソフトは6.2%安それぞれ大幅に下げた。」と4日付けNHKニュース電子版で紹介した。3日付け英フィナンシアルタイムズ電子版は「アップル株が3日、急落、この日1日だけで時価総額を1億5,000万ドルを失った。ハイテク株が売り一色となった。米大統領選挙を丁度2カ月先に控えてホワイトハウスが益々ヒートアップすることが懸念された。アップル株安、テスラ株安が相場をリード。」と伝えた。

3日のWSJ紙電子版は「①今まで相場をリードしてきたハイテク株が急落、3日、NY株式市場は3.5%急落した。② 米失業保険申請件数は88.1万件と前の週の101.1万件をわずかに下まわった。失業保険受給者数は1,320万件と高止まりしている、③7月の米貿易赤字額が881億ドルと前年同月比3%増加した。④電子タバコ大手のJuul社が米、カナダ、英はじめ世界的に需要が減少、人員の50%カットを発表した」と伝えた。3日のブルームバーグ電子版は「①世界経済の先行き懸念からハイテク株が売られ、NY株式市場は急落、ほぼ全目安の展開となった、②習主席は輸出志向から国内志向にシフトを決めた。人民元高を容認した。」と伝えた。

3日のロイター電子版は「3日、NYダウは28,292ドル、807ドル、2.8%安、S&P500は3,455ポイント、3.5%安、ハイテク銘柄指標のナスダックは11,458ポイント、5.0%安で取引を終えた。10年物米国債利回りは0.6360%,2.2%減 、一方、恐怖指数VIXは33.60と26.5%急上昇した。NY外為市場では大きな動きは無かった。1ドル=106.17円、1ユーロ=125.81円、1英ポンド=141.00円で取引された。NY原油(WTI)はバレル41.28ドル、0.6%安、北海ブレント、同44.00ドルで取引を終えた。NY金はオンス1,937.70ドルで取引を終えた。」と伝えた。為替市場も商品市場にも株価のような動揺は見られなかった。

ロイター電子版は「3日のNY市場で個別銘柄でみると、ダウ銘柄では、アップル、120.88ドル、8.0%安、ダウを69ポイント押し下げ。マイクロソフト、217.30ドル、6.2%安、同94ポイント押し下げた。ナスダックでは、アマゾン、3,368ドル、4.6%安、グーグル、1,641.84ドル、5.0%安、FB,291.12ドル、3.8%安、ネットフリックス、525.75ドル、4.9%安、ズームは381.32ドル、10.0%安、テスラは407.00ドル、9.0%安と特に値下がりが目立った。」と伝えた。米国株におんぶにだっこの日経平均は3日、23,465円、0.9%高だった。4日は下げそうだ。ただ3日ロイター電で「3日のNY株のハイ的株急落はknee action(膝小僧ショック)に過ぎないとの見方が大勢だ」と書いた。鳥は危ないと感じると即その場を離れる。あと、実は近くの鎮守の森で様子を見ている。改善すると見れば必ず元に戻ってくる。Escape(一時避難)することの大切さが欧米人の遺伝子に組み込まれている。足元の世界経済は全く良くなっていない。慌てる乞食はもらいが少ないと昔から言うではないか。(了)

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