白老は夏が来たと思ったらもう秋の気配です。
エゾゴマナ、シラヤマギク、エゾノコンギク、ネバリノギク、が咲き始めました。
ユウゼンギクももうすぐでしょう。
ウヨロ川フットパスを歩くなら→白老まちめぐりパス 11月3日迄
ウヨロ川ではもうすぐ、鮭の命のドラマが繰り広げられます。
この川は人工ふ化放流された鮭と、自然産卵の鮭の両方が遡上する川です。
放流された数グラムの稚魚は、4年ほどで約2,000倍の大きさになり3~5%が
育った川へ戻ります。 自然産卵では0.4%ほどが帰るといいます。
北太平洋から集められた栄養は、川や森の生物のエサとなり、豊かな川や森
近海の基となります。
ウヨロ川フットパスは、本来自然の一部である人間を含めた命の連鎖を感じるフットパスです。
一方、増え続けるふ化放流事業には賛否両論があるようです。
”回帰する鮭の小型化・高齢化” ”雄は鼻がカキ状に下に曲がるなどの
二次性徴が弱まるなど、ふ化放流事業の結果として近親交配による遺伝的劣化の兆候”
”人工増殖は天然魚にとって大きな脅威で、天然魚を人工魚に置き換えているだけではないか”
”日本は自然の豊かなロシアとは違い、放流数を減らせば漁獲量が落ちるのは間違いない。
ただ、天然魚が遡上するならそれを利用したほうがいい。新たな可能性につながる。”
”モデル河川で放流数を徐々に減らし漁獲量の変化を検証すべき”
(北海道新聞2004/12/14から)
また、”地球温暖化は北海道生まれの鮭は壊滅的な打撃を受ける。
遺伝的な多様性に富んだ野生のサケの保全や回復が大切になる。”との指摘もあります。
(北海道新聞2007/05/02)
salmoの情報館
産経ニュース
サケは海からの贈り物
サクラマスのふるさと 北海道 サンル川
ウヨロ川は鮭をとおして「食から地球環境」を考える場にもなると思います。
鮭が育った川を探し当てるのは、匂いによるといわれていますが、1万キロも離れた北の海から
河口付近までたどり着くのはどうして出来るのだろうか。太陽の位置・地球の磁気・海流などの
説があるが確かなことはわかっていないそうです。
それにしても、生まれて数か月の稚魚がどうして北太平洋までたどり着けるのでしょか?
そんなことを考えながら歩く、秋のウヨロ川フットパスを紹介します。
ウヨロ川フットパスのコースへ マップを右クリック→「名前を付けて画像を保存する」で
パソコンに保存してから印刷してください。
但し、「ウヨロ川左岸コース」は「10km」と「11km」の間に橋が未完成のため利用できません。
ご注意下さい。
萩の里自然公園駐車場をスタート
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この公園は、昭和30年代まで炭焼きが行なわていたという里山公園です。
公園内でも十数か所の炭焼き窯の跡があります。
フットパスでは秋の草花や木の実も見ることができます。
ケヤマウコギ(毛山五加)の実 2004/10/14 撮影
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コシオガマ(小塩竈) 2004/09/19 撮影
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マユミ(真弓)の実 2004/10/16 撮影
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公園のセンターハウスでトイレタイム
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フットパスのマップ(200円)と萩の里自然公園散策ガイドマップ(無料)が置いてあります。
「ウヨロ川左岸コース」は「10km」と「11km」の間に橋が未完成のため利用できません。
ご注意下さい。
開館時間 8:30~17:30(11~2月8:30~16:30)
休館日
夏期(4~11月):火曜日・木曜日
冬期(12~3月):月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
※トイレは通年利用できます。
春に見事な花を咲かせたシラネアオイ(白根葵)の実 2006/10/04 撮影
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サラシナショウマ(晒菜升麻) 2004/09/14 撮影
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オオバセンキュウ(大葉川弓).2007/09/12 撮影
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森の真珠フッキソウ(富貴草)の実 2004/10/23 撮影
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少し道草を食うと、センブリ(千振)の花を見ることが出来ます。(10月初め頃から末頃まで)
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10月の小春日和には「雪虫」が舞います。2007/10/17 撮影
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萩の里自然公園を通り抜け、橋の袂に太陽光パネルを見ると、オーシャンファームはもう少しです。
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道端にはホップの日本産野生種であるカラハナソウ(唐花草)の実が見られます。
2004/09/11 撮影 ビールの苦味の元なのですが、指で軽くもむとビールの香りもするようです。
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ホシャンファーム 牧場には入らず手前で左へ曲がり、柵に沿って歩きます。
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左手の河畔に下りる道を下り、川岸の道を注意して歩きます。
ここからしばらくは鮭の遡上に目を奪われるでしょう。
体を横にして腹から尾ビレで砂利を掘って産卵の準備をしているのがメス
やたらと跳ね回るのがオスです。
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河原には産卵を終えたサケの死骸が累々と横たわります。2006/10/16 撮影
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対岸の前方の大きな木にはトビがとまっています。 2004/10/15 撮影
これから繰り広げられるもう一つの命のドラマの幕開けを予感させます。
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支流のイレスナイ川(この先に放流施設がある)へ遡上を試みるサケでいっぱいです。
写真撮影お奨めの場所です。2004/09/29 撮影
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一度牧場へでてすぐ左の有刺鉄線のゲートを通ります。
(ゲートは必ず閉めて下さい。-フットパス利用のルールです。)
天気が良いと、少し右手前方に白老岳が見えます。
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すぐ左に曲がり河畔へ降ります。
ここからは全て自然産卵で生まれたサケです。
産卵を終え横たわるサケ
メスは最後の産卵のあと1週間ほど卵を守り死にます。
オスは別のメスを探し5回ほど放精しやがて死にます。2006/10/16 撮影
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静に泳ぐサケの群れ(卵が産卵に適す状態まで待っているのかもしれない)2006/09/26 撮影
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密漁で腹を裂かれたサケ。卵が散らばっています。2006/10/16 撮影
フットパスを歩く人が増えて、密漁の抑止になればと思います。
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河川での密漁は、6ヶ月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金を科せられます。
しかも、産卵間近の卵は皮がゴムマリのように硬くおいしくないといいます。
護岸には穴があるので足元に注意して歩いてください。
広い河原は一休みによいかもしれません。産卵行動の観察にも適した場所です。
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ウヨロ川フットパスを歩くなら→白老まちめぐりパス 11月3日迄
秋のウヨロ川フットパスを歩く(2)へ
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エゾゴマナ、シラヤマギク、エゾノコンギク、ネバリノギク、が咲き始めました。
ユウゼンギクももうすぐでしょう。
ウヨロ川フットパスを歩くなら→白老まちめぐりパス 11月3日迄
ウヨロ川ではもうすぐ、鮭の命のドラマが繰り広げられます。
この川は人工ふ化放流された鮭と、自然産卵の鮭の両方が遡上する川です。
放流された数グラムの稚魚は、4年ほどで約2,000倍の大きさになり3~5%が
育った川へ戻ります。 自然産卵では0.4%ほどが帰るといいます。
北太平洋から集められた栄養は、川や森の生物のエサとなり、豊かな川や森
近海の基となります。
ウヨロ川フットパスは、本来自然の一部である人間を含めた命の連鎖を感じるフットパスです。
一方、増え続けるふ化放流事業には賛否両論があるようです。
”回帰する鮭の小型化・高齢化” ”雄は鼻がカキ状に下に曲がるなどの
二次性徴が弱まるなど、ふ化放流事業の結果として近親交配による遺伝的劣化の兆候”
”人工増殖は天然魚にとって大きな脅威で、天然魚を人工魚に置き換えているだけではないか”
”日本は自然の豊かなロシアとは違い、放流数を減らせば漁獲量が落ちるのは間違いない。
ただ、天然魚が遡上するならそれを利用したほうがいい。新たな可能性につながる。”
”モデル河川で放流数を徐々に減らし漁獲量の変化を検証すべき”
(北海道新聞2004/12/14から)
また、”地球温暖化は北海道生まれの鮭は壊滅的な打撃を受ける。
遺伝的な多様性に富んだ野生のサケの保全や回復が大切になる。”との指摘もあります。
(北海道新聞2007/05/02)
salmoの情報館
産経ニュース
サケは海からの贈り物
サクラマスのふるさと 北海道 サンル川
ウヨロ川は鮭をとおして「食から地球環境」を考える場にもなると思います。
鮭が育った川を探し当てるのは、匂いによるといわれていますが、1万キロも離れた北の海から
河口付近までたどり着くのはどうして出来るのだろうか。太陽の位置・地球の磁気・海流などの
説があるが確かなことはわかっていないそうです。
それにしても、生まれて数か月の稚魚がどうして北太平洋までたどり着けるのでしょか?
そんなことを考えながら歩く、秋のウヨロ川フットパスを紹介します。
ウヨロ川フットパスのコースへ マップを右クリック→「名前を付けて画像を保存する」で
パソコンに保存してから印刷してください。
但し、「ウヨロ川左岸コース」は「10km」と「11km」の間に橋が未完成のため利用できません。
ご注意下さい。
萩の里自然公園駐車場をスタート
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この公園は、昭和30年代まで炭焼きが行なわていたという里山公園です。
公園内でも十数か所の炭焼き窯の跡があります。
フットパスでは秋の草花や木の実も見ることができます。
ケヤマウコギ(毛山五加)の実 2004/10/14 撮影
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コシオガマ(小塩竈) 2004/09/19 撮影
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マユミ(真弓)の実 2004/10/16 撮影
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公園のセンターハウスでトイレタイム
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フットパスのマップ(200円)と萩の里自然公園散策ガイドマップ(無料)が置いてあります。
「ウヨロ川左岸コース」は「10km」と「11km」の間に橋が未完成のため利用できません。
ご注意下さい。
開館時間 8:30~17:30(11~2月8:30~16:30)
休館日
夏期(4~11月):火曜日・木曜日
冬期(12~3月):月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
※トイレは通年利用できます。
春に見事な花を咲かせたシラネアオイ(白根葵)の実 2006/10/04 撮影
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サラシナショウマ(晒菜升麻) 2004/09/14 撮影
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オオバセンキュウ(大葉川弓).2007/09/12 撮影
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森の真珠フッキソウ(富貴草)の実 2004/10/23 撮影
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少し道草を食うと、センブリ(千振)の花を見ることが出来ます。(10月初め頃から末頃まで)
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10月の小春日和には「雪虫」が舞います。2007/10/17 撮影
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萩の里自然公園を通り抜け、橋の袂に太陽光パネルを見ると、オーシャンファームはもう少しです。
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道端にはホップの日本産野生種であるカラハナソウ(唐花草)の実が見られます。
2004/09/11 撮影 ビールの苦味の元なのですが、指で軽くもむとビールの香りもするようです。
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ホシャンファーム 牧場には入らず手前で左へ曲がり、柵に沿って歩きます。
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左手の河畔に下りる道を下り、川岸の道を注意して歩きます。
ここからしばらくは鮭の遡上に目を奪われるでしょう。
体を横にして腹から尾ビレで砂利を掘って産卵の準備をしているのがメス
やたらと跳ね回るのがオスです。
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河原には産卵を終えたサケの死骸が累々と横たわります。2006/10/16 撮影
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対岸の前方の大きな木にはトビがとまっています。 2004/10/15 撮影
これから繰り広げられるもう一つの命のドラマの幕開けを予感させます。
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支流のイレスナイ川(この先に放流施設がある)へ遡上を試みるサケでいっぱいです。
写真撮影お奨めの場所です。2004/09/29 撮影
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一度牧場へでてすぐ左の有刺鉄線のゲートを通ります。
(ゲートは必ず閉めて下さい。-フットパス利用のルールです。)
天気が良いと、少し右手前方に白老岳が見えます。
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すぐ左に曲がり河畔へ降ります。
ここからは全て自然産卵で生まれたサケです。
産卵を終え横たわるサケ
メスは最後の産卵のあと1週間ほど卵を守り死にます。
オスは別のメスを探し5回ほど放精しやがて死にます。2006/10/16 撮影
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静に泳ぐサケの群れ(卵が産卵に適す状態まで待っているのかもしれない)2006/09/26 撮影
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密漁で腹を裂かれたサケ。卵が散らばっています。2006/10/16 撮影
フットパスを歩く人が増えて、密漁の抑止になればと思います。
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河川での密漁は、6ヶ月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金を科せられます。
しかも、産卵間近の卵は皮がゴムマリのように硬くおいしくないといいます。
護岸には穴があるので足元に注意して歩いてください。
広い河原は一休みによいかもしれません。産卵行動の観察にも適した場所です。
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ウヨロ川フットパスを歩くなら→白老まちめぐりパス 11月3日迄
秋のウヨロ川フットパスを歩く(2)へ
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